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ネットゲームRedStoneのプレイ暦と実生活でのうどんそばラーメンの喰い歩き日記。画像は期待するべからず

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どうもみなさんいかがお過ごしでしょうか?

日曜小説の時間です。


とりあえず、帰り道の続編です。
タイトルが(仮)なのも、
今回が何回なのかが決まってないのも、
ご愛嬌ということで、
ミルちゃんの復讐の話も書きたいのだけれども、
ちょっとそれはそれで置いといて。


さて、このこのブログですが、
新年開けてからコメントを承認制にしました。
兎夢猫さんの意見を聞いて決めたことなんですが。

要はIDとPASSを抜くウィルスがおるサイトに
誘導しようってチンケな奴がいるんですよ。


そのためにコメントを承認制にして
いわゆる2行コメントを排除していく方向で
「サイト移転しました」だとか
「赤石恋愛小説更新中」だとか
「この攻略サイトすごい」だとか
そう言うことだけしか書かないでurlを
貼付けて来る輩は要注意です。
ほぼ、ウィルス野郎です。


それに対する自衛策をとりましたってことです。

このことを本当にお伝えしたいのは、
いつも来て下さる皆さんではありません

ウィルスurlを張りにくるタコです


わかったか?

Can you dig it



このタコ!

Sucka?!





RS小説「帰り道の途中:幸せの小道(仮)」1/4?


 レモは自分が今、こんな幸せを味わったことはなかった。広いお風呂にゆっくり使った後は、散髪やマッサージに、お茶にお菓子。体験したことのない全部が身の回りにあふれすぎて、ちょっと頭がまわっていなかった。
 こうなったのも、配達人の前にへたり込みながら、泣き叫んだのが始まりだった。姉ミルの手紙で、無事を確認したの後に、レモが受け取った手紙は、孤児院の院長からの手紙であった。懐かしいと思うのと、また、お決まりの送金の礼だと思い開いたが、ちょっと違っていた。
 送金のお礼の言葉の次に続いていたのは、──お前たちの気持はありがたいし、色々助けになってくれた。だが、もうそれも必要はない。来月に孤児院を閉めることにした。今は子供たちの引取先を探しているところだ──
 その後にも何か書かれていたと思うが、レモは大泣きしてしまったおかげで覚えていない。
 いきなり、ハインとバドに馬車に乗せられて、風呂屋までつれてこられた。
「落ち着け。悪いが手紙はちらと読ませてもらったが、孤児院のことは残念だが、何かやりようはある。俺たちはちょっと友達に寄付を頼んでみるから、お前は風呂に入って、こぎれいになりながら、何かいい案でも考えろ」
「それと、風呂から出たら、この道をまっすぐ行った突き当たりの『酔いどれ竜』っていう店にいるから、そこで待ち合わせで」
 二人は、レモに喋らせる暇も与えずに、風呂屋に放り込んだ。そこでレモはお姫様のような扱いを受けた。最後に化粧してもらっている間、カーテンの向こうから聞こえるこんな会話には気が付かなかった。
「前金でぽんと払って、その人たちはすぐいなくなったんでしょ。あやしいわ、絶対」
「でも、あの子、そんなこと少しも話していないし」
「だまされているのよ。だって見ず知らずの子をお風呂に入れたり、化粧や、なにかや全部一通りってあやしいと思うわ」
「でもそうと決まった訳じゃないし」
「じゃあ、あの子が女衒に売られていったっていいの? ああ、あんな可愛い子が恐ろしい」
「今、リュウインズさんの所まで行ってきたわ」
「で、すぐ来てくれるって?」
「それが、あのうすらトンカチはカニの殻どうのって、使えないったらありゃしない!」
「まま、もうちょっと待ちましょ。すぐに来るわ」
「それまでどう引き止めましょう……」

「1億か、やっぱりそれだけかかるかぁ」
 ハインは口の中に海老をほうり込みながらつぶやいた。
「ああ、建物を建てるのにも、土地を買うのにも、それだけの金がかかるってことだ。しかし、いくら金にあくどい連中だからって、これは情がなさ過ぎる」
 ほどよく茹であがって桜色に色づいた海老の殻を剥きながら、バドは顔をしかめた。
「まあ、毎度毎度のおもしろくない話だなぁ」
「ああ、実に不愉快だ」
 海老の頭をとると白と朱の身がころっと殻から外れた。それを薬味のたくさん入ったソースにちょんとつけてかぶりつく。
「さて、どう稼ぐよ」
「この古都じゃ毎月、チャリティオークションあるんだけどな」
「売るものがねえ」
 ハインは殻も剥かずに海老に噛り付いた。殻ごとごりごりと噛み砕いている間に、酒場の扉が開き、新しく客が入ってきたのに、二人は気を払うことはなかった。だから、その男がテーブルのそばに来るまで気が付かなかった。
「やあ、これは珍しいお二人だ」
 男はそう声をかけた。ハインはその男を見るなり、眉をしかめた。バドは作り笑いを浮かべた。男の身なりは立派なものだった。ピカピカに磨かれた鎧には金細工が施されて、剣の鞘も同じような装飾で飾られていた。
「景気良さそうだね、ジャック」
「まあね、バド、君はギルドを潰したそうじゃないか。それで何か用があって古都に戻って来たんだ?」
「寄っただけさ」
 男はふんと鼻先で笑うと踵を反しながら言った。
「ま、喰うに困ったら仕事を紹介するよ。商売仇とはいえ昔の友人が落ちぶれているのを見るのはつらい」
 そして、大袈裟に笑いながら、ボーイを呼び最上級の部屋で予約をとっているものだが、とまわりに聞こえるように言った。
「なあ、バド」
「多分同じこと考えてる」
 二人はいけ好かない男を指差した。そして、拳をコツンと合わせた。
「ま、奇特な方がいたということで」
「実に気前のいい旦那だな」
 そう言うと、二人は火酒の入ったグラスをチンと打ち合わせた。
「で、どうやって、何を、寄付して頂くかだが」
「そいつは蒸し魚を食べながら考えようや。お、運んで……」
  ハインの言葉はそこで止まった。大皿に盛られた料理を運ぶ、ボーイの後にひょこひょこと匂いに釣られるように歩いてくるレモの姿があった。
「ずいぶんと小綺麗になったなぁ」
「ああ、可愛いな」
 テーブルにどんと置かれた蒸し魚の湯気がぶわりとあがり旨そうな香りが立ちこめる。それを吸い込んだ彼女から大きな腹の鳴る音がした。ボーイは彼女に気付くとしかめっつらをして、追い払おうとした。
「その子は友人だ。案内ありがとう」
 バドはそう言うとボーイの手にすばやくチップをつかませた。ボーイは一瞬戸惑ったが、すぐに、にこりと笑って慇懃にお辞儀をした。
「あと、この子にお茶を」
 ボーイは注文を受けるとそそくさと立ち去った。レモはテーブルの上の蒸し魚や海老を見ながら、口を半分開けっぱなしにして突っ立っていた。
「食べろよ」
 ハインの声でびっくりしたように顔を上げた。キョロキョロと見回して、二人を見ると、バドが下げた椅子にちょこんと座った。バドは、皿に茹で海老を五尾、蒸し魚の背中から腹にかけての大きな一切れ、山のようにマッシュポテトを盛りつけて、レモの前においた。皿を目の前にしても、おあずけを言われた犬のように、しばらく、皿いっぱいの料理を眺めていた。
「何してんだ。食えよ」
 ハインは蒸し魚の頭を楽しそうに解体しながら、レモに言った。
「え、でも」
「あのな」
 目玉をスプーンで器用にほじりだし、それをレモの皿のポテトの山のてっぺんに盛りつけながら、ハインは言った。
「俺達は大食いで、旨いものが大好きだ。もちろん、嬢ちゃんがおあしがないことくらい知ってる。だからと言って、俺達が旨いもの喰らってる間、嬢ちゃんに何も食わずにおあずけなんて、楽しいと思うか? 遠慮せずに、お祈りして、『いただきます』だ。ほら、パスタもきたぞ」
 チーズのたっぷりとかかったパスタの大皿が、テーブルに運ばれてきた。もう限界だった。胸の前で十字を切り、手を合わせる知性はあったが、そこまでだった。
「いただきます」
 その言葉が口から出切ってしまう前に、海老が口に入った。海老のぷっちりした食感と染み出して来る味、甘辛いソースが噛むごとになじんでいく。あまりの美味しさに三尾を瞬く間に食べてしまった。蒸し魚はほくほくした身を口にふくめば、香草や薬味の香りが鼻をくすぐる。マッシュポテトはかりかりに揚げたベーコンが胡椒の風味とよくあっていた。
「ははっ、いい食いっぷりだ」
 ハインが笑いながらそう言った。バドは料理をよそったり、汚れた口もとをふいてやったりとレモの世話をしながら、食べていた。すべての皿がからっぽになるくらいには、レモもお腹いっぱいになった。
「は〜」
 幸せそうな顔で背もたれに身体を預けてぼーっと天井を眺めた。
「ところで嬢ちゃん、風呂はどうだった?」
「あ〜、気持ちよかったですよ〜。ありがとうございました〜」
「そいつはよかった」
「ハインさん、何かいい仕事ないですか〜」
「仕事探してるのか?」
「はい。孤児院を救わなきゃ。姉さんはまだ身体が悪いだろうし、あたしがしなきゃ」
「嬢ちゃん、それじゃ無理だ」
 ハインはあっさりとそう言った。そして、彼女の反論がくる前にしゃべりはじめた。
「だいたい、おめえは何故、孤児院を閉めることになったのか、それを防ぐには何が必要で、それにはいくら必要か、分かってんのかい? 分かってないのなら、いくら稼いで、いくら送金しようが無駄だ」
「やってみないとわかんないじゃないですか!」
 ハインはにやりと笑うと、彼女の額を人差し指でかるく押さえた。
「立ってみやがれ。立てたら好きにしたらいい」
 レモは立とうとしたが、立てなかった。お尻は浮くが、指一本で押さえられているだけなのに無理だった。
「みーっ!」
 レモはそれでも手足をばたつかせて立とうとした。勢いよく跳ね上がろうとしたり、身体をねじったり、とにかく、立とうとしたが、立てなかった。最後に手を大きく動かしてゆっくりと後に倒れていった。派手な音が店内に響く、レモは床に頭を打ち付ける寸前で、バドの手で抱き起こされていた。
「レモ、君の負けだ」
 耳元でバドにそう言われてがっくりとうなだれた。
「だがよぉ、嬢ちゃん。解決する方法さえ分かりゃ、金もかかんねえ。浮いた金で旨いものの一つでも買ってやれるだろ」
 まだ膨れっ面しているレモを椅子に座らせて、バドが言った。
「走る前に考えろ、だよ」
 瓶から火酒を手酌でつぎながら、ハインは言った。
「孤児院の状況とかちょいと調べてあんだよ」
 火酒の瓶を受け取ったバドは楽しそうに言った。
「君がお風呂に入っている間にね」
 二人はグラスをチンと打ち合わせてから、にやりと笑った。
「それを話してやるから落ち着け」


続く
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はう~(*´∀`*)

なんて頼りになる方々(*´Д`*)
ちょっとワルでスレスレのことも色々するけど、世の中の裏も表も知り尽くしている・・・この無頼な雰囲気がたまりません。
こういう方々大好きですv
花を添えるレモちゃんも、天然でポヤ可愛いという最強のトリオですね><
今回はお料理の描写がすんごく美味しそうで、それも楽しいです( ´¬`)
次回、ハデに暴れてくれそうですね~^^
続きを楽しみにさせていただいてます!

なんていうかグレさんの作品には、海外小説の空気がある気がします。
拝読していると、大好きなA・Jクィネルの冒険小説を再読したくなるのですよ(*´Д`*)
日本で言ったら西村寿行の「無頼船」シリーズとか。

すみません、あくまでわたしの勝手なイメージです(*^m^)

アル・シェリ URL 2009/01/11(Sunday)12:28:08 Edit
Re:はう~(*´∀`*)

もちろん、次回大暴れです

料理の描写に関してありがとうございます。
今回一番頭使いました。
が、ここを午前2時くらいに書いてしまったので、
空腹を自覚した自分との戦いは過酷でしたw

海外小説は、昔はいろいろ読んだので、
その影響かも知れません。
また、いろいろと読みたいので紹介して下さいねw

【2009/01/1219:49】
きたっ(≧∇≦)

まず、レモちゃんかわいい~♪
お風呂にお化粧にお姫様扱い‥‥いつも苦労している描写が多いので
良かったね、と心から思いました。
お風呂屋さんで噂されている通り、こういう理不尽に素敵な思いをしたあとは
たいてい罠があるものですけれど、連れのお二人が
イイ男でほんとに良かった。

次回はちょっぴりいけ好かない感じのw、ジャックさんが標的になるんでしょうか?
三人がどんな風にカモにするのか楽しみにしております!ヾ(≧∀≦)ノ゙

ゴンドウキンゴ URL 2009/01/12(Monday)18:44:00 Edit
Re:きたっ(≧∇≦)

たぶん、お風呂やの人が路上で泣き崩れた
レモを見ているんではないかとw

ジャックさん、もちろん標的です。
そして、次回大暴れ(予定)

【2009/01/1219:54】
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