グレゴリオ麺道　〜Red Stoneと麺類〜

深い闇の中に私はいる。
目に映るのは赤く暗い煉獄の炎。
ここは私の生まれ育った場所だ。
ここにいれば、私を滅ぼすものなどいるはずも無い

だが、私はここから出たかった。
そして、今日もあれを待っている。

頭上の遥か遠くから、一雫の光とともに笛の音が降りてくる。
ああ、今日も来たのだな。
ありったけの声を出して、吠える。
周りの炎が揺らめき、仲間たちの視線が注がれる。
仲間たちは低い声でグルグルとのどの奥で嫉妬の声を出す。
皆、光ある地上へ出たいのだ。

一雫の光はいつしか、私の体にまとわりついていく。
そして、力強く、上へ上へと押し上げていく。
ああ、地上へ行けるのだな。



眩しい光の中へと放り出される。
目が慣れないうちに言葉が響く。
「おっはよー。今日はちょっと遠出するよー」
いつも元気でいい声だ。煉獄にはこんな声を出すものなんていない。
ふわっと風が通り過ぎていく。
土の臭い、草の臭い、水の臭い、風の臭い、様々な臭いが鼻孔を刺激する。
そして、私が一番好きな臭いが鼻に入ってくる。
クロロロロ
低く喉を鳴らして、その臭いに近づいた。
「よーしよし。じゃあ、行こうかー」
私の頭を声の主の手が触れる。
柔らかく、心地よい。

ああ、光に目が慣れてきた。



ああ、我が主よ。
私の小さな主よ。
今日は何処に行こう。
そして、君のために剣となり、盾となろう。
先ずは、私の背にのりたまえ。

「さー、ハノブのフリーマンさんに会いにいくよー」

ー　解説らしきもの

お兄さん、お笑いばっかじゃないんだぞと思って書いたら、サマナーの画が思いっきりお笑いよりになっていたとさ。

いやいや、ことの発端は白鯖の秘密の妹の装備が気が付いたら
頭：鉄の帽子（プレシャンクエで貰える奴）
手：チェーングローブ
首：首飾り
鎧：メタルスケールアーマー
腰：鱗ベルト
と言う装備、これを付けてるサマナーってどうよって思い、ゲームのグレフィックは変わらないので、アイコンを参考に描いてみました。
いやこれかなり重装備だわ。
ケルビーよくこんなの乗せて走れるな。
描いてるうちに文章も書きたくなって付けた文章があれだったと。

そう言う訳で、お目汚し失礼致しました。



ちなみに




続きは無い。


そして、おまけ



お手抜き着色Ver.

なんともはや……グレさんの文才に思わず吐息を漏らしつつ読ませていただきました（｀=人=´）
あれですね、「サマナマナ」のマナさんを彷彿とさせる内容でしたねｗ

ケルビーの心境が非常に幻想的に描かれた冒頭部分からスクロールして、
「∑絆創膏！？」
思わずぐはｗｗｗとなった虎坊ですｗ

うん。「サマナマナ」の印象って結構きついですよね。
だから、完全にケルビー目線で、言葉もしゃべらせずにいったのに。
そして、「サマナマナ」とは違うことをアレしたかったのに。
そうか、修行がたらんかｗ

おう、最後までシリアスにいくつもりだったけど、その前に描いた絵がお笑いになっちまったよｗ

これはまた素敵なケルビーたんの独白・・・
ああ、光に目が慣れてきたみたい。
(　ﾟдﾟ)今日はまた一段とイカツイな我が主よ！
・・・みたいな情景を想像して和みました(´ω｀)

ロマっ子は流浪の民ですもんね！防御装備を徹するに越したことはありませんが・・
小さな体にメタスケや鱗ベルトを装備って、確かに「(ノ∀｀*)どうよ」と思えてきます
しかしながら、ちゃんとフードコートもお召しになって、
よく見たらベルトのポケットがハート型ボタン＞＜
可愛いイラスト(*´д｀*)ｷｭﾝｷｭﾝしちゃいます

ええ、ガチガチの重装備です。
召喚されるたびに
「乗るの！？　Σ(ﾟдﾟ|||)」
ってなるケルビーがいそうです。

そのうち、ケルビーがロマアーマーを拾ってくるかもしれません。
「頼むから、これ着てくれ」

ケルビーの独白、いい感じですね～ｖ
犬乗りはほんとに楽しいですよね＾＾
ケルビーは神話のケルベロスから来てるのかな～と思っている自分には、この語りはとてもしっくり来ます。
草原などを一緒に走っているとき、心なしか楽しそうに見えるのはきっと錯覚なのでしょうけど＾＾
グレさんのサマナちゃんは元気いっぱいな感じで可愛いですねｖ
傷だらけになっても「あはは」って笑ってそう！

有り難うございます。

ケルビーは間違いなく神話のケルベロスでしょうね。だから、ああいう書き方にしました。そして、そこは悪魔さんたちの出身地とは、ちょとちがーう。
犬乗りはのっこのっこと走るケルビーが可愛くていい感じですね。一緒に走ってるのが楽しそうなのは錯覚ではないと思いますよ。

白鯖の秘密の妹はおてんばです。いつも一人ですが元気です。たまに手紙を書けって言っているのですが送ってきやがりませんw