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ネットゲームRedStoneのプレイ暦と実生活でのうどんそばラーメンの喰い歩き日記。画像は期待するべからず

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このカテゴリの更新が1年前という事実


うん。もっと小説書こう。


先日、家に真田太平記があって4巻まであったからてっきり全4巻かなとおもってたら、そんなはずはなく、実はかなり長い。読みたいけど4巻までしかないという罠。


だいたいこのストックフィンスターシリーズ暗いので書くのがおっくうだったりする。でも、裸剣士ネスさんのおかげですこし楽しい。


RS小説 「ストックフィンスター:暗い道」 2/3


 ミスリル・カフェには昼さなかから、酒を飲みながら溜まってい
る何人かの冒険者がいた。いつもここにいる常連たちだ。今は仕事
の給金の安さについてかわるがわる悪態をついているところだった。
ここにいるみんなが今日の仕事は何か無いかと聞きに来たが、ゴー
バンの不景気な顔とさらに不景気な言葉に、皆肩を落として同じよ
うに不景気な顔をしている仲間のところに集まっていくのであった。
 きしむ音を立てて、扉が開いた。
 入ってきたのはつい先ほど、ミルに振られたと言って、この世の
終わりとばかりに嘆いていたネスだった。そして、そのあとにミル
が入ってきたときは、皆がおおっと声を上げた。最後に入ってきた
男を知っている者は誰もいなかった。糸のように細い目をして、へ
らへらと笑っている男は二人とともに一番奥の席に座った。誰もが
興味をひかれて、自然と席を一つ二つ、奧にうつした。
「ね、ね。ロムバル酒あるだろ? それをストレートで。毛むくじゃ
らのおチビちゃんたちには、ハチミツ入りのホットミルク。ミルさ
んはミルクティーを。そこの君には5年くらいの年代物のアウグス
タコーヒーを」
 そのシーフはぺらぺらと注文をゴーバンに通した。
 その様子を皆驚いたように見ている。
「な、なんで、いつも頼んでいるものが分かるんだ?」
 みんな気持ちを代弁するかのようにネスが言った。
「分かるよぉ。だって、君の身体からは年代物のコーヒーのにおい
がする。おチビちゃんたちからは、ミルクとハチミツのにおいがす
る。後はミルさんはいうまでもない。そんなことよりもさ、こっち
の用事を済ましたいんだけど良いかな? ミルさん?」
 ミルは用事といわれても何が何だか分からない様子でただうなず
いた。
「難しい事じゃないんだけどね。君、ストックフィンスターを見た
でしょ」
 一瞬でミルの表情が凍り付いた。手が固く握りしめられて、細か
くふるえていた。
「おい。お前……」
 ネスが思わず口を挟んだ。しかし、すぐにミルが彼の腕を掴んだ。
「はい。見ました」
 男の顔からへらへらした笑顔が消えた。
「聞かせて欲しい。彼の顔は見たかい?」
 その問でさらにこわばった。腕だけでなく唇も震えていた。顔色
もみるみるうちに悪くなり、唇から赤みが失せていった。
「おいっ、あんたは聞きたいこと聞いて良いかもしれないが。名前
も名乗らずにってのはおかしいだろっ!」
 ネスは机に拳をたたきつけて怒鳴り声を上げた。
「確かに、そうだね。もっともだ。僕の名前はジャック・マシュー。
兄ショーンの仇としてストックフィンスターを追っている」
 いつの間にか彼の顔からは笑いが消えていた。
「兄貴はレッドウィドウズという傭兵団に入っていた。君には見せ
たろう? この紋章の傭兵団だ」
 そういうと、彼は先ほどネスに見せた赤いクモの紋章が縫いつけ
られている布を見せた。
「……あ」
 ミルの口から短い声が漏れた。その声を聞いてネスもそれがどこ
で見たか思い出した。ネスがその紋章を初めて見たのは、このミス
リルカフェだった。
「おっさんのだ」
 ネスは思わずつぶやいていた。
「知ってるんだね。でも、それよりも話を続けるよ。兄貴はこの傭
兵団にいて、何かの任務に就いていた。そして、ストックフィンス
ターに殺された。奇妙なことにレッドウィドウズ自体がどこかへと
隠れてしまった。解散したんじゃない。団員のほとんど全員が隠れ
てしまったんだ」
 ジャックはそこまで言うと、改めてミルの方を見た。
「だから、手がかりが欲しい。君が見たのは本当にストックフィン
スターだったかのが知りたい。彼の顔は見たかい?」
 ミルはゆっくりとうなずいた。そして、しゃべり始めた。
「はい、見ました。蝋のように白い肌。そして、何よりもその両目
は……、両目はありませんでした。眼窩にあるのは黒い空洞だけで
した。あれが、ストックフィンスターが言う明けない夜」
 ジャックはふぅと息を吐いた。
「確かに、それはストックフィンスターだ」
 そして、彼はミルの肩をぽんと叩いて、小さな声でこう言った。
「ありがとう」
 そして、ようやく運ばれてきたロムバル酒のグラスを手に取ると、
軽く一口飲んだ。
「ようやく、レッドウィドウズの手がかりつかめた。彼らはスマグ
に集まっているらしい。たぶん、ストックフィンスターもそこに来
るだろう。明日には僕はスマグに向かう」
「なら私も一緒に行かせてくれませんか?」
 ミルは半ば叫ぶような声でそう言った。誰もが、ミルを見た。そ
んな大声を出した彼女を見るのは誰もが初めてだった。
「構わないけど。でも、ストックフィンスターは一人だ。仇は僕が
討つ」
「それでもかまないです。でも、あいつを……」
「おれもいくぞぉ」
 そういって立ち上がったのはネスだった。この突拍子もない行動
にとまどったのは、見るだけではなく、ゴーバンも他の常連達もハ
ウルとグロウルも皆あっけにとられていた。
「ネスさんは関係……」
「関係あるっ」
 ミルの言葉を遮るようにネスが宣言した。
「ミルさんのことなら関係あるに決まってるっ」
 ジャックはそんなネスを見て、くっくっと笑った。そして、いつ
の間にやら空になったグラスをこんとテーブルの上に置いた。
「じゃあ、明日朝にこの店の前に待ち合わせと言うことで良いかな?
 お二人さん」
「おうっ」
 ネスが大きな声で答えた。ジャックはくっくっと笑いながら、立
ち上がるとゴーバンに代金を支払い。店を出て行った。その間中ネ
スは仁王立ちのままぴくりとも動かなかった。
 テーブルの上に残されたグラスとコーヒーカップの匂いをグロウ
ルが嗅ぎ比べて、一人納得したような顔でネスを見上げていた。

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(;゜ー゜)うう・・・;

空洞のような眼窩・・・ムンクの「叫び」の人のような顔を思い浮かべて背中が寒くなりました;
どんな凄惨な半生を送ってきたのか興味も沸きますが、ストックフィンスターという人物は、悪夢の権化のようなイメージの人ですね。
ミルさんが彼との問題にどう決着をつけるのか、固唾を呑んで見守っております。

寒々とした空気を少し和らげてくれる、ネスさんとふぁみっこたちにも注目しておりますw
「一人納得したような顔でネスを見上げて」いるグロウルの仕草を想像すると、萌えます(*´ヮ`)

アル・シェリ 2011/02/23(Wednesday)17:54:31 Edit
Re:(;゜ー゜)うう・・・;

むしろ、ネスさんとふぁみっこいないと私が書けませんで、はい

【2011/03/1011:31】
私信です。

ご無沙汰しております。
最近ずっとねくろ幼稚園のほうに顔出せなくて申し訳ありませんが、
来月より、事情によりPCが使えなくなるのに加え、
今後インできるかどうかも見込めないため
ねくろ幼稚園を卒園(?)させていただきます。
今までのイベント楽しかったです。

RIG 2011/03/02(Wednesday)18:01:09 Edit
Re:私信です。

いえいえ、ねくろ幼稚園はIN率不問Gなので、そのあたりは気にせずに
機会があればまたお寄りください

【2011/03/1011:54】
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