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ネットゲームRedStoneのプレイ暦と実生活でのうどんそばラーメンの喰い歩き日記。画像は期待するべからず

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この前、グレゴリオで河口秘密行ってるときに
耳をいただきました



本当にありがとうございます。

これからも、日曜「愛のグレゴリオ劇場」RS小説をお送りします

さて今回の小説ですが、ここまでで自分に一つ疑問

「あと1回で終わる?」



 どうでしょう



 さあ、それでは「帰り道の始まり」第2回です。

「帰り道のはじまり」2/3

 ごとごとと小気味よいリズムを刻みながら、車輪は回る。リンケンを出た馬車は砂っぽい街道を進んでいた。街道からはずれなければ砂に車輪をとられることもない。一回そうなったときも、ハインと、狼人に変身したバドには、それほど骨の折れる作業ではなかった。
「昨日も俺は御者台でウェルダンになったのに」
 ハインが恨み節を言う。
「顔役の女に手を出して、もめるからだ。出発が朝にできればそろそろ、砂漠を抜けていたころなのにな」
 バドが本に鉛筆で書き込みをしながら、チクリという。
「だって、向こうから誘ってきたんだぞ?」
「最初に言ったろ? ややこしい女だって」
「あー、悪かったよ。しかし、あっちぃなぁ」
 顔役ともめたと言っても、何とか話し合いで落ち着いた。むしろ、突っかかってきた向こうの若いのが、まともにハインの拳を食らったので、彼の身体が心配だった。
 しばらく、ハインは静かになり、バドも本を読み進めていくことができた。
「おーい。お姉ちゃん。馬車に乗っていかないか?」
(また始まった)
 そう思いながら、無視するように本の活字を目で追った。
 昔から、旅をするたびこうなのだ。五年間牢屋の中にいようが、変わり様がない。ハインは厳つい風貌の割にはひょうひょうとしたしゃべりと、明るい性格のために、女にはよくもてる。だが、それ故にいろいろ変な女を引っかけることも多い。だが、振られようと、騙されようとハインはこれに関しては、まるで懲りると言うことを知らない。
 いきなり、馬のいななきが響き、馬車がゆっくりと止まった。
(またか)
 それだけ思って、また本に目を落としたときに、いきなり自分の膝の上に人が投げ込まれた。
 女性と言うには幼すぎる。まだ少女といった年齢の小柄な子だった。身体に似合わない大きなリュックを背負い、傭兵のなりはしているものの似つかわしくない。ぐったりとして、荒い息をしている。
「ハイン。お前こういう趣味もあったのか?」
「バカ言え。傭兵の姉ちゃんだと思ったら、ガキだったんだ。しかも、俺を見たと思ったらふらふらと倒れやがった。ガキには興味はねぇが、目の前で倒れられた仕方がねぇだろ。さっさと手を貸しやがれ」
 少女の栗色の髪が汗と砂で乱れている。バドはゆっくりと優しく、馬車の床に寝かせた。呼吸が浅く苦しそうだ。ハインは水樽からカップに水を汲むと、それを一口含み、ぷぅっと少女に吹きかけた。
「うわっ」
 バドは驚いて、飛沫をさけたが、少女はそのしぶきを受けても、反応せずに荒い呼吸を続けるだけだった。ハインは残った水を器用にタオルにしみ込ませると、それをバドに手渡して言った。
「日あたりだ。バド、そいつを冷やして、首筋にあてとけ。このままだとヤバい」
 彼はすぐに一言二言と呪文を唱えると、タオルから白い冷気のもやがこぼれだす。そのタオルを彼女の首筋にあてがった。
「後はちょっとの間あおいでやってくれ。じゃ、頼んだ」
「おい、ハイン」
「言ったろ? ガキは趣味じゃねぇ。それに今日まだレアにしか焼けてなぇんだ」
 そういうとお男は御者台に戻って行った。
 ごとりと、馬車が動き出すと、バドは軽いため息をついた。読んでいた本を広げて、それであおごうとしたときに、少女が薄く目を開けているのに気がついた。まだ、焦点の定まらない目が、ゆらりと動いて、バドを見た。唇が震えているが、何も声になっていない。コップに水を汲んで、少し体を支えながら、口に寄せるとこくこくと喉を鳴らしながら、飲み干した。ちいさなちいさなげっぷを一つしてから、目を閉じた。呼吸はずいぶんと楽になったようだ。
 広げた本でゆっくりと風を送りはじめた。
「うひゃん!」
 素っ頓狂な声をあげて、彼女が目を覚ましたのは、砂漠の終わりが見えてきた頃だった。いきなりだったので、バドは風を送る手を止めてしまった。
「こ、ここ、こ、こここ」
 言葉にならない声を出す彼女に、バドはコップに水を汲んで差し出した。
「飲んで落ち着いて」
 おそるおそるコップを受け取ると、はじめはゆっくりと、途中からは急ぐようにコップの水を飲み干した。
「ここどこですかっ」
 コップから口を離すなり、少女は半ば叫ぶように言った。
「もう少しで、グレートフォレストだ。嬢ちゃん」
 ハインが御者台からそう声をかけた。少女はまだ状況が飲み込めずに目を白黒させている。
「倒れたの覚えてない?」
「え? あ、あたし、そっか。ありがとうございます」
 ぺこりと頭を下げた。それから、上目遣いにバドをちらりと見る。何かを言いたそうにしているのは、何とかなくわかった。
「私は、バド・レッドバック。魔法使いだ。御者台にいる熊みたいなのが、ハイン・グリュン。君を助けたのは、彼だ」
「あ、ありがとうございます。あたしはレモ・イエローブリックです。あの、えーと、ハノブに帰る途中です」
 すこし、もごもごしながら少女はそういった。まだ、こちらを警戒しているのがよくわかる。まるで、拾われたばかりの子猫のようだと思いながら、くすりと笑った。
「ハノブまで歩いて?」
 バドは静かな口調でそう聴いた。
「はい、そうです」
「じゃあ、行きも歩きってわけだ。なら、もうすこし寝とくといいや。グレートフォレストに入ったら、キャンプすっからな。そこで足治してやるから今のうちに靴ぬいどきな」
 ハインがそう言った。
「え?」
「靴だよ。その足じゃ歩けねぇだろ」
「だ、大丈夫ですよ。ほら!」
 そういうと、ぴょんと跳ね上がるようにして立ち上がった。しかし、足を床につけた瞬間、レモの動きが止まった。
「い、みぃいいぃ」
 なんともいえない奇妙な悲鳴が上がった。
「はい。無理しない」
 バドはそういうと、横から抱き上げるように彼女を持ち上げた。
「わ、わ」
 短い驚きの声が漏れる。だが、レモは暴れることなく、おとなしく元通りに寝かされた。彼はそのまま、少女の穴だらけで砂にまみれた靴をひざの上に置くと、靴紐を解いていった。
「じ、自分でやりま……ひぅっ」
 体を起こそうとしたとき、右足の靴を脱がされた。靴下はマメがつぶれたときのしみがあちこちにできていた。
「無理しない」
 もう一度、バドはしっかりとした優しい声で、レモに言った。左足の靴紐を解きながら、なんでこんなにまでなって、歩いていたのだろうと思った。歩きなれた旅人の脚ではなく、まだ柔らかな少女の足で。
(でも、ハインのマメの治療ってアレだよなぁ)
 バドは荷物の中の、岩塩が入った箱をちらりと見て、少女の顔を見た。レモはすまなそうな顔でバドを見つめていた。バドがにっこりと微笑みかけると、照れたように笑った。
(まあ、歩けるようになるなら、安いものか)
 バドは彼女の足の裏を見ながらそう思った。少女の緊張は少しほぐれたようだった。


続く




 マメができたら、つぶします。そして、そこに塩を盛ります。もちろんしみてきます。痛いです。1分くらいしてから丁寧に洗い流します。その後よく乾かしてます。
 以上、グレゴリオのマメの治し方。本当にこれで次の日から大丈夫です。

 在籍していた弓道部に伝わる治し方ですので、マゾとかゆーな


 そして、たぶん次で終わらないですね(ぉ
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レモちゃんだ!

今回の短編に、まさかレモちゃんも登場するなんて!
予想してなかったのでびっくりでした。
でもこうして、それぞれの登場人物がつながってくると
お話もどんどん広がりそうですね♪

ハインさんはBISだから、マメは魔法で治すのかと思っていましたw
まさか塩を盛るとは‥‥∑(*ロ*;)

ゴンドウキンゴ URL 2008/12/02(Tuesday)11:21:03 Edit
Re:レモちゃんだ!

>今回の短編に、まさかレモちゃんも登場するなんて!
>予想してなかったのでびっくりでした。
>でもこうして、それぞれの登場人物がつながってくると
>お話もどんどん広がりそうですね♪

ええ、そうやって話をつなげるのが好きな人なんです。

>ハインさんはBISだから、マメは魔法で治すのかと思っていましたw
>まさか塩を盛るとは‥‥∑(*ロ*;)

ハイン「魔法はすぐ治るけど、治ったとこは強くならねぇんだ。鍛えるにはこれが一番だ」

【2008/12/0400:40】
レモちゃんキタ━━☆゚・*:。.:(・∀・)゚・*:..:☆・━━━!!

やっぱり遭遇(もとい行き倒れて拾われる)だ!
☆-(ノ゜Д゜)人(゜Д゜ )ノ イエーイ
ハインさん方は荒っぽいけどいい人たちだから、よかった><
猫の子でも拾うような感じに無造作にほうり込まれてるレモちゃんが可愛いですw
悲鳴の上げ方といい仕草といい、ほんとにいたいけな感じでほっとけないですよね(*´Д`*)
この珍道中がどうなるのか、続きも楽しみです^^

マメの治療をされてなみだ目になるレモちゃんを想像して萌えていることは、ナイショです( ´¬`)
|彡 サッ

アル・シェリ URL 2008/12/05(Friday)10:45:16 Edit
Re:レモちゃんキタ━━☆゚・*:。.:(・∀・)゚・*:..:☆・━━━!!

お待たせしました


>ハインさん方は荒っぽいけどいい人たちだから、よかった><

や、それはどうだろ?w

>猫の子でも拾うような感じに無造作にほうり込まれてるレモちゃんが可愛いですw
>悲鳴の上げ方といい仕草といい、ほんとにいたいけな感じでほっとけないですよね(*´Д`*)

そう感じていただければ幸いです。

>マメの治療をされてなみだ目になるレモちゃんを想像して萌えていることは、ナイショです( ´¬`)
>|彡 サッ

..:ハ_ハ::ハ_ハ:.
:(;゚∀゚)゚∀゚;):  ヒィィィ
:(´`つ⊂´):.. ドの音のSだぁ
:と_ ))(_ つ:

【2008/12/0522:25】
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