グレゴリオ麺道　〜Red Stoneと麺類〜

もうそろそろGWが近づいてくるころですが、

どこに出る予定もございません。



ゆっくりとベッドの上ですごそうと思います。

出不精じゃなくて、人混みが嫌いなんですよ。
お祭りとかだったら行こうかという気にもなりますが、
観光地でゆっくりできないのは苦痛だと考えております。

そんなの観光じゃねぇ
苦行だ


っさて、何しようかなぁ。

RS小説「帰り道の途中：女の砦」2/5



　ちちちっと、頭上を小鳥たちがさえずりながら飛んでいった。色づいた木々の間から漏れる木漏れ日は暖かく、風もない穏やかな一日のはずだったが、ハインは槍を、バドは手榴弾を突きつけられている。
　レモは状況が飲み込めてなかった。いったい何が起きたのだろうと、きょろきょろと、周りを見渡した。すると、左右両方の茂みから、人が一斉に出てきた。だが、出てきたのはみんな女ばかりである。
ぴゅうと、ハインの口笛が聞こえた。
「女ばかりの強盗団とはね」
「驚いた？　貴方みたいな人掠いとか、密輸商人専門なの」
女傭兵は冷たい笑いを浮かべてそう言った。
「なあ、バド。御者台にいたのはお前だったよな！」
　ハインの声はどこか楽しそうだった。
「いや、かなり前からつけられていたようだ」
「いや、今度はおまえだって」
「君で間違いない」
「あー！　これだからスマグ生まれは！　だいたい頭のHを発音しないのが上品だって勘違いしてんのが気に食わねぇんだ」
「君が粗野すぎるんだ。テーブルマナーをいつまでたっても覚えやしない」
　ハインは突き付けられた槍の穂先を素手で掴んで払い落とした。女傭兵は驚いて、弓でなぐりかかったが、弓が当たったのはハインの広い背中だった。ハインが睨みつける先には、暴れるドレスの女の子を小脇に抱えたウルフマン姿のバドだった。
「めーっ！」
　レモが間に入り、金切り声を上げた。
「ちゃんと両手をあげましょう！」
　ハインは弓で殴り続けてる女傭兵をちらりと見て、肩に当たった弓をつかむと、そのまま両手を上げた。バドは抱えていた女の子を優しく降ろしてから、両手を上げた。二人が手を上げたのを見て、レモも手を上げた。
「は、離しなさいよ！」
　ハインに掴まれた弓を女傭兵は必死に引っ張るが、びくともしない。女傭兵が体中の力を使って、引っ張ろうとした瞬間にぱっと手を離した。
「きゃあああ！」
　派手な音を立てて、思いっきり尻餅をついた彼女は、顔を真っ赤にして起き上がると、矢をつがえて、弓を引き絞った。
「おやめなさいな」
　茂みの中から、ゆったりとした女の声がした。その声を聞いたとたんに、女傭兵は弓を戻した。だが、女傭兵は鋭い目でハインをにらみつけていた。ハインはその声を聞いて、軽く小首をかしげた。そして、小さい声でつぶやいた。
「まさかなぁ」
　パシッ
　鋭い音ともに手綱の音が響いた。次の瞬間には、馬のいななきとともに、馬車が走りはじめた。
「あ？」
　ハインの間の抜けた声を尻目に馬車は加速していった。
「あのタヌキだ！」
　ハインはそう叫んでから口汚く罵った。
「ハインさん！　正しい、いい言葉を使いましょう！」
　レモが彼にそう抗議した。ハインとバドはすぐ追いかけようと、走り出そうとしたときに、また、ゆったりとした声が響いた。
「あらぁ？」
　その言葉で、ハインはいきなりゼンマイの切れた人形のように、立ち止まった。バドのしっぽがだんだんと下に下がっていった。
「どこかで聞いた声だなぁって、思ったら。あらあらあら」
　声の主は赤い髪を腰まで伸ばした女だった。ハインは苦虫をかみつぶしたような顔でその声に背を向けた。バドも顔をそらした。
「人違いです」
　ハインがみょうに鼻にかかった声でそう言った。
「ふぅん。じゃ、通りすがりの人掠いさんでいいの？」
「通りすがりの巡礼です」
「ふぅん」
　女はゆっくりとハインの前に回ろうとした。ハインはその動きにあわせて、体を回して背中を向け続けていた。
《フレミアさん。僕は馬車を追いかけていい？》
　バドがこの場所から逃げ出したそうにそう言った。
「バド、テメぇ！」
　ハインが怒鳴り声を上げて、相棒の方に向いたがそちらには、フレミアと呼ばれた女性がにこやかに笑いながらたっていた。
「ふふーん。お久しぶりね。ハイン」
　それに対して、ハインはぐっぐっと声を詰まらせて何も言えなかった。
「ねねね、誰なんですかあの人」
　レモはバドのささやくようにそう聞いた。
《ハインの婚約者》
「ええええ！？」
　レモの驚きの声があたりに響き渡った。

ここここんにゃく(噛んだ)、婚約者あぁ！？
ｷﾀ━━☆ﾟ･*:｡.:(・∀・)ﾟ･*:..:☆・━━━!!
ハインさんにそんなお方がいらしたとは！
部下からの信頼も厚くて余裕がありそうで、「大物オーラ」をまとったお姉さまですね、フレミアさん(*´Д｀*)
ますます次回も楽しみです～ｖ

この時期どこへ行っても混雑は必至でしょうし、のんびりお家で過ごすのが実は一番の贅沢かもと思います。
どうぞよい休日を＾＾

>ここここんにゃく(噛んだ)、婚約者あぁ！？
>ｷﾀ━━☆ﾟ･*:｡.:(・∀・)ﾟ･*:..:☆・━━━!!
>ハインさんにそんなお方がいらしたとは！

ええ、実はいたのですｗ
どういう関わり合いかはまた次回ｗ

>この時期どこへ行っても混雑は必至でしょうし、のんびりお家で過ごすのが実は一番の贅沢かもと思います。
>どうぞよい休日を＾＾

別の理由でどこにも行けなくなるかもです^^;

ハインさんに悪魔の婚約者さんが！？
あの、誰が相手でも食ってしまうような強いハインさんが
彼女の声ひとつでこんなに動揺するなんて‥‥‥
ほぼ間違いなく美人な彼女に、どうしてこんなに苦手意識があるのか
すごく気になります。次回も楽しみです！

土曜日の白鯖グレゴリオさんの銀行クエは
無事終わられたでしょうか？
私のシフは結局、時間がなくてそこまでクエを進められず
お願いできなくて残念でした(´Д⊂)

>ハインさんに悪魔の婚約者さんが！？
>あの、誰が相手でも食ってしまうような強いハインさんが
>彼女の声ひとつでこんなに動揺するなんて‥‥‥
>ほぼ間違いなく美人な彼女に、どうしてこんなに苦手意識があるのか
>すごく気になります。次回も楽しみです！

まー、男が女から逃げたくなるのって
痛い目みたか、後ろめたいかのどっちかです
どっちでしょうね＾＾

>土曜日の白鯖グレゴリオさんの銀行クエは
>無事終わられたでしょうか？
>私のシフは結局、時間がなくてそこまでクエを進められず
>お願いできなくて残念でした(´Д⊂)

実はまだなのです　；ｗ；
ですから、INの予定時間さえ教えていただければ
いけますですよ＾＾