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ネットゲームRedStoneのプレイ暦と実生活でのうどんそばラーメンの喰い歩き日記。画像は期待するべからず

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えー、紛れもない月曜日です。
だって、仕事があんなに遅くなるなんて思わなかったもの。
あやうく、朝日を浴びて灰になるところでしたよ。


で、来週ですが、実は金曜から日曜まで、「東京出張でポン」が入っておりまして、まず、更新どころかINできないと思われます。もしその間にINしていたら、ネットカフェからの接続です。

キャンペーンと重なるからちょうどいいやなんて思ってませんよ!
思ってませんてば!







RS小説「長い雨」前編


 冬が間近に迫ったある日にネス・ブラックスはいつになく、おめかしをして出掛けた。昨日、ミスリルカフェにいた常連客に煽られ、焚き付けられて、今日こそミルに告白するんだと、舞い上がり気味に意気込んでいた。
 彼は町の片隅にある彼女の家の前で、大きく息を吸って、しばらく止めてから、ゆっくりはいて、何かを確かめるように口の中でぶつぶつ呟いて、ノッカーに手をのばした。そこで生唾を飲み込み、深呼吸に戻る。それを四回くらい繰り返したのちに、ようやくノッカーを掴んで、コンコンと打ち鳴らした。
「ミルちゃんなら、朝早くに出掛けたよ」
 すぐ後ろから声をかけられて、ネスは猫のように跳び上がった。いつの間にか隣に住んでいる婆さんが出てきていた。
「まったく大の男が……しゃんとしなよゥ。情けないったらありゃしない」
「あの……いつから居ました?」
「はなっからいたよゥ。お前さん、声かけても気付きもせんじゃない。とにかく今は留守だァよ。天気が崩れるからはように帰ってこいと言ってるから夕方には帰ってくるじゃろ」
「天気?」
「それもわからんでどうするだァ。まったく」
 ネスが空を見上げると黒い雲がじわりと空を覆いはじめたところだった。

 ミルが廃坑での一仕事を終えて、暗い穴から出て来た時に、鼻先にぽつりと雨粒が落ちてきた。
「降って来ちゃったね。帰還石を出し……、そっか。レモ、いないんだ」
 彼女は少し淋しげにつぶやいたが、すぐに顔を上げてから、ふうと一息ついて鞄の中を探った。
「ない、か」
 ワウ!
 ハウルが元気な声を上げた。そして、雨の中を駆け出して行った。グロウルは 低い唸り声を出して、少し不満げだったが、ハウルに続いて、雨の中を走り出した。ミルも少しだけ躊躇したがすぐに駆け出した。まだ、雨粒は細かくこれなら走って帰ればさほど濡れずにすむかもしれない。そう考えたが、寒々しく暗い空から落ちる雨粒はひどく冷たかった。
 急にグロウルが立ち止まった。低い唸り声をあげて、枯れはじめた下草の茂りを睨んでいた。ハウルはそれにつられたように立ち止まり、同じように下草を覗き込んだ。
「何? モンスター?」
 グロウルは警戒しながらもわからないというように首を振った。その横でハウルは、槍で下草を掻き分けながら、入っていった。グロウルはグルグルと低い唸り声で文句を言ったが、ハウルの甲高い声で自らも薮の中に入って行った。彼らが抱え上げたのは傷だらけの彼らの同族ファミリアだった。
 泥と血にまみれているものの上質の革を使った首輪と頭巾に施された刺繍からも、ロマに飼われていたとすぐ分かった。薬を飲ませようとしたが、もう目にも息にも力はなく、飲むだけの体力もないように見えた。だが、一瞬、かっと目を見開き、ひゃうひゃうと力の入らない声に何事かつぶやいたかと思うと、糸が切れたように体から力が抜けて、そのまま息絶えてしまった。首輪をみるときらきらとした金色のメダルにウィナーと名前が彫られていた。
 グロウルが何か言いたげに、ミルを見上げていた。言葉は通じなくても、言いたいことはよく分かっていた。
「行くよ。グロウル! 案内して! ハウル! あたりを見張って!」
 グロウルとハウルはバウと一声ほえた。
 雨脚が少し強くなってきた。

 そんなに道沿いから離れていないところだった。獣道のような小道を抜けた先にあるちょっと開けたくぼ地に彼女はいた。足元にはもう一匹のファミリアが、息絶えていた。ファミリアの脳天にはまがまがしい形をした投げナイフがざっくりと刺さったままになっていた。そして、その主の体にも四本のナイフが刺さっていた。
「痛かったでしょう」
 彼女の体からナイフを抜く、深く刺さったナイフはなかなか抜けなかった。両手でつかんで、グロウルが彼女の体を抑えて、ようやく抜けた。見れば見るほど恐ろしげな形をしたナイフの刀身に何か文字が刻まれているのが見えた。
「S・T・O……」
 とりあえず読めるのは、そこまでだった。あとはこびりついた血糊で読めなかった。だが、体中をたとえようのない感覚が駆け巡った。
 ハゥーン。
 ハウルの心配そうな声にわれに返った。雨はいつのまにか大粒なものへと変わりつつあった。
 ウルルルル……
 グロウルが移動を促すように軽いうなり声を上げる。ミルは同郷の人のまぶたを閉じさせてあげることしかできなかった。
(でも、僧侶さんをすぐ呼んでくれば何とかなるかもしれない)
 ふと、見渡すと、そう遠くないところに炭焼き小屋が見えた。
「ハウル、グロウル。あそこまでこの人を運べる?」
 もちろんというように、ハウルとグロウルはそれぞれ、肩と足を持って、硬くなった彼女を持ち上げた。
 強くなってきた雨に、道はすぐにぬかるんできた。時々、足首まで泥水の中につかりながら、ようやく炭焼き小屋までたどり着いた。
 炭焼き小屋はしばらく使われていないらしく、あちこちに蜘蛛の巣が張っていたが、雨風はしのげそうだった。ファミリアたちは軒先に出て体を振るって、雨粒を落としていた。ミルはそのときに、まだ、自分が醜悪なナイフを持っていたことに気がついた。
 雨で血糊が落ちて、刀身の文字が読めるようになっていた。
「……C・K・F・I・N・S・T・E・R……。ストックフィンスター」
 ミルの血糊より赤黒い何かがうごめいた。


……続く





 ネスさんはそういう星回りです。

 説明するまでもないかもしれませんが、ハウル、グロウルはそれぞれ、「吠え声」「うなり声」で、ハウルのほうが行動的でやんちゃ、グロウルは慎重でおとなしめの性格です。
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ネスさん。゚(゚ノ∀`゚)゚。

勢い込んで来たのに空振ってるとこがネスさんらしい・・・( ´¬`)ノ゛ なでなで。

ミルさんは、やっぱり仇と対峙することになる雰囲気ですね。
その強い予感を持っていて、危険に巻き込まれないように「旅をしなさい」とレモちゃんの背を押したのでしょうね・・・。
冷たい雨の中、非情にも惨殺されたテイマさんの描写に、ミルさんがこれから歩く道の危険さが重なるようで胸が苦しくなります。

後半も楽しみにさせていただいてます><

東京のほうにご出張とのこと、お気をつけて行ってらっしゃいませ^^

ニナ 2009/03/02(Monday)22:31:28 Edit
Re:ネスさん。゚(゚ノ∀`゚)゚。

>勢い込んで来たのに空振ってるとこがネスさんらしい・・・( ´¬`)ノ゛ なでなで。

ええ、これからもいつまでも空振り王ですよw


>冷たい雨の中、非情にも惨殺されたテイマさんの描写に、ミルさんがこれから歩く道の危険さが重なるようで胸が苦しくなります。

そして次回に仇登場予定です

>後半も楽しみにさせていただいてます><

えーっと中篇挟んじゃダメですか?w

>東京のほうにご出張とのこと、お気をつけて行ってらっしゃいませ^^

はーい、東京麺も楽しんでまいります^^

【2009/03/0418:27】
うわあ‥‥

お姉さんが主人公のシリーズ、楽しみにしておりました!
ネスさんが登場するたび「好みだー!」と心で叫ぶ私ですw
かわいらしいなぁ。ちょぴり単純だけれど気のいいところは
裸族さんのイメージぴったりです(*´д`*)

殺されていたファミちゃんとテイマさん、かわいそうに‥‥。
だけど作中でも「僧侶さんを呼べば」というくだりがありますが
BISさんの蘇生スキルって、どう解釈したらいいんでしょうね。
どんなにひどい怪我を負っていても蘇生可能なのかなとか。
もしかしたら、BISさんのそんなシーンも拝見できるかもしれないと
続きを楽しみにしています♪

今週末は東京においでになるのですね!
最近は雪が降ったりと冷え込みが激しいですが
暖かくなるといいですね。

ゴンドウキンゴ 2009/03/04(Wednesday)11:49:03 Edit
Re:うわあ‥‥

>ネスさんが登場するたび「好みだー!」と心で叫ぶ私ですw

かれとふぁみっこがいなければ暗い一辺倒ですよw

>BISさんの蘇生スキルって、どう解釈したらいいんでしょうね。
>どんなにひどい怪我を負っていても蘇生可能なのかなとか。

個人的には腐敗が進んだ方や、重要な器官が欠損した方は無理かなと考えてます。気温にもよりますが、半日から2日くらいでダメになるかと

>今週末は東京においでになるのですね!
>最近は雪が降ったりと冷え込みが激しいですが
>暖かくなるといいですね。

ええ、寒いのは苦手で^^;

【2009/03/0418:32】
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グレゴリオ29
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シュムレイ619
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