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ネットゲームRedStoneのプレイ暦と実生活でのうどんそばラーメンの喰い歩き日記。画像は期待するべからず

先日、業務内容に社長のお子さん(6ヶ月)の
子守りが追加されました
りあるへっじゃの世話係になりました。

TampaBay RAYSがちょっと心配です。
金満REDSOXには負けてほしくありません。
岩村のアヒル口がセクスィに見えて来ました。
阪神がCSに弱いのはどうしたらそれがどうでしょう?(動揺中)






 そんな日常のグレゴリオ29です。

 ピニャータの夜も3回目です。
 今回戦闘シーンですので、グロ等を想像しちゃう割りにだめなのよね、な方、覚悟してくださいね。



 それでは、「ピニャータの夜」第3回目です。

「ピニャータの夜」 3/4


 ごとり、ごとりと馬車はきしみながら道を行く。
 秋の森の中を六台の馬車は、隊列を作って進んでいく。森は色づいていく最中で、赤く染まった木々と、地面を覆いつくそうとしている落ち葉がなんとも美しかった。
後の一人の護衛の男はスマグ生まれの魔法使いというシャックという痩せた男だった。一日目の夜に自分の研究がいかに偉大で、それについて誰も理解してくれないということを声高に演説してくれた。たぶん、そんな突拍子もないことするから、理解する人ないんじゃないかな。
 彼は神経質そうにいつもきょろきょろしていたが、そんなにおろおろしなくても、これだけ木々が実っていれば、モンスターたちもあまり街道に出てこない。怖いのは食べ物の少ない冬だ。
 ヴラヴォさんといえば、あのことがなかったかのようにおとなしい。私を避けるようなそぶりはするけれども、あのときみたいにけなすようなことは言わないし、あたりへ気の配り方も傭兵らしい。ただ、ハウルもグロウルもヴラヴォさんが嫌いなようだ。
 別に何もなく、二日目の夜が来た。
 ここまで、旅は順調そのもので、明日の昼過ぎには、スマグに着くだろうと、隊長のレックさんは夕飯のときに話していた。私は最後尾で、不寝番をすることになった。
 スマグへの山道でのキャンプは予想以上に寒い。フードを目深くかぶり、毛布に包まっても、まだ少しばかり寒い。ハウルとグロウルが寄りかかって、眠っている。
 赤々と燃える焚き火を見つめていると、急に火にくべられたピニャータを思い出した。一瞬、気分が悪くなったが、孤児院でのピニャータの思い出がかぶさるように湧き出てきた。そう、孤児院でのピニャータは本当に楽しかった。なぜ、この前のピニャータだけが恐ろしく見えたのだろうと、少し不思議になった。
 くうん
 ハウルの耳がぴょこんと立ち上がった。後ろから落ち葉を踏みしめながら歩いてくる足音がする。耳がすぐにたれていく。心配なさそうだ。
「コーヒー飲むか?」
 ネスさんがあちこちがへこんだカップになみなみと注いだコーヒーを差し出してきた。ただ、少しかび臭かった。
「ハッカ飴があるから大丈夫ですよ。それにそのコーヒー、ゴーハンさんの豆でしょ?」
「よくわかるな?」
「だって、そんなかび臭いコーヒーはあそこ以外では売ってませんよ」
 彼は行き所のなくなったコーヒーを一口飲んだ。
「確かに目は覚めるけど、美味くないな」
 ぷっと、思わず噴出してしまった。
 そのとき、ぴゅうっと風が吹き、焚き火の小さな炎を激しく揺らめかせながら、暗がりへと、私の小さな笑い声を吹き飛ばしてしまった。その風がやむ前にいつの間にか、グロウルが低いうなり声を上げて、暗闇をにらんでいた。
 ばうっ! わうっ!
いきなりハウルが飛び起きて、暗がりに向かってほえた。
 私もゆっくりと立ち上がり、闇の向こうへと目を凝らすがまだ何も見えない。
 カシャっと、横でネスさんがカップを足元に落とす音がした。そして、剣を抜く音が夜風の中でも、はっきりと聞こえた。
 笛の握る手がじっとりと汗ばんで来るのが分かる。レモがいなくて良かった。そんなことが頭の中で思い浮かんだ。
 シュゥっと空気を切り裂く音が下と思うと、鋭い熱さが私を襲った。
 太ももに投げナイフが刺さっていた。深く刺さった鉄と皮膚の間から血がにじみ出ていた。不気味な熱さが、静まったとたんに痛みが体を駆け上がった。その痛みが体を縛る前に、左腕と脇腹に熱を感じた。
「大丈夫かっ」
 ネスさんの声が響く。剣をふるう音が聞こえる。顔を上げた瞬間に、景色がぐにゃりと歪んだ。何もかも非常にゆっくりに見える。
 目の前でグロウルが盗賊の一人を槍で突き殺す。ネスさんの剣が盗賊の頭を叩き割る。それら全てが全部ゆっくりと見える割りには、グニャグニャと揺れて見える。
 ああ、ああ、盗賊が、突き殺された盗賊の体から、赤いお菓子が吹き出す。
 ああ、ああ、盗賊が、斬り殺された盗賊の体から、赤いお菓子がこぼれ落ちる。
 ああ、ああ、盗賊が、盗賊が私の前にたっている。剣を振り上げる。
 ああ、ああ、そうか。私はピニャータなんだ。でもこのひと。めかくししてない。
 ずるしている。ずるしている。ずるしているひとにはきられたくない。
 うしろによけよう。ふわっと、からだがういた。わたしのからだ。ふわふわとんだ。
 あはは。からぶりからぶり。へったくそー。
 どすん。わたしがおちた。せなかからじめんにおちた。
 でも、すぐにふわりとたちあがる。
 また、とおぞくさんがむかってくる。このひともずるしてる。きらいだ。
 よこにわたしはとんでいく。
 あははは。きられないよー。
 あはははは。あはっはははあはははははは。

「あれ?」
 ふと、自分の記憶の空白に気が付いた。目の前に剣を振り上げている男がいる。怖い顔をして、私を睨んでいる。
「死ねぇっ」
「え?」
 その殺気に対して何がなんだかわからない。間の抜けた声しか出なかった。腕の動きが加速しようかという時に、男の首筋に投げ斧が突き刺さった。次に腹、腕、胸と次々に飛んでくる投げ斧に、男の体は切り刻まれて、血を噴き出しながらゆらっと揺れたかと思うと、私に向かって落ちてきた。
 そこでようやく、自分が地面に倒れていることがわかった。
「大丈夫か?」
 低い声が聞こえた。ブラヴォさんの顔が夜空の一角から出てきた。
「あ、あー。あー」
 思ったように声が出ない。鋭い舌打ちの音が聞こえ、ヴラヴォさんの手が伸びてくる。私は自分の体から全ての力が抜けたように動かない。ひょいと肩に担ぎあげられた。そして、彼は暗がりに向けて走り出した。その時、彼の胸の入れ墨が見えた。赤い蜘蛛の入れ墨。何処かで覚えがある入れ墨。あの時もこのくらいの暗さで見た様な気がする。
「やっぱりロマだ。ロマがいるとろくなことになりゃしねぇ」
 彼はそうつぶやいた。だが、不思議と吐き気はしない。
 彼は暗がりに滑るようにして入り込んだ。私の体は彼の腕から、ふわふわの腕へと投げるようにして渡された。
 くぅーん
 顔のそばにグロウルの鼻があった。ぴすぴすと動いている。元気そうだ。体の下で何かもぞもぞ動いたと思ったらハウルが下敷きになっていた。白い毛皮にべったりと赤い血が付いている。どこか怪我したのか気になるけど、今の私にはどうにも出来ない。
「毒にやられてる。お前、この毒消しのませとけ」
頭の上でヴラヴォさんの声が聞こえる。
「俺が?」
「当たり前だ。俺はもう一度行って、生きてる奴探してくる」
 ああ、ネスさんもいるんだ。ふと安心すると、ゆっくりと目の前が暗くなっていく。すこし寒い。



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いよいよ

ミルちゃんの記憶の核心に近づいてきましたね><。
戦闘シーンの荒々しさと、幼な子のようなミルちゃんのモノローグが臨場感を増幅させている感じで、読んでいてドキドキしました;;
彼女の怪我があまり深くありませんように・・・(´ノД;)ゴシゴシ

最終回も楽しみです~><

そうそう、りあるへっじゃ君の養育係おめでとうございます。゚(゚ノ∀`゚)゚。
いいな~!

アル・シェリ URL 2008/10/19(Sunday)20:59:48 Edit
Re:いよいよ



>彼女の怪我があまり深くありませんように・・・(´ノД;)ゴシゴシ
>最終回も楽しみです~><

ありがとうございます。
次回も日曜20時更新ですよ

>そうそう、りあるへっじゃ君の養育係おめでとうございます。゚(゚ノ∀`゚)゚。
>いいな~!
今日見たら餌代ひっくり返すわ・水飲みは叩き落とすわの大荒れでございました。何かいやなことあったんかいw

【2008/10/2100:45】
うう

ゲームでは剣や槍で攻撃しても血は出ませんが、リアルに表現すると
やはり痛々しいものがありますね。
でも私はこういうのも大丈夫です。
ただ彼女とハウルの怪我だけが心配です…大変な大怪我ですね><

鼻が「ぴすぴすと動いている」の文が好きです♪
犬が鼻を寄せてくる図がすっと頭に浮かびました(´∀`*)

リアルヘッジャー君に加えて子供さんまで!
グレゴリオさんの職場は癒しがありそうでいいな~w

ゴンドウキンゴ URL 2008/10/21(Tuesday)10:33:39 Edit
Re:うう



>鼻が「ぴすぴすと動いている」の文が好きです♪
>犬が鼻を寄せてくる図がすっと頭に浮かびました(´∀`*)

ゴンドウさんのファミちゃんもかわいくて好きですが
自分はハスキー犬系の顔だと想像していますのでw

>リアルヘッジャー君に加えて子供さんまで!
>グレゴリオさんの職場は癒しがありそうでいいな~w

でも、赤ちゃんは気苦労が多くて大変です。
本当にお母さんは偉大ですね

【2008/10/2213:04】
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グレゴリオ29
長兄。紫鯖にて生活。白鯖にも出ることあり
器用貧乏BIS。
高火力、重装甲、支援重視が目標だが、火力については、あきらめがついた。
悩みの種は、妹たちに振り回されること。弟が女装に目覚めたこと。運がないこと。
座右の銘:あなたの敵を愛しなさい。
憧れの人:フレディ・マーキュリー
エリザ・メイザ
長女。紫鯖で生活
お気楽に生きる物理アチャ。ソロが基本なのは兄と同じ。
高火力、重装甲を目指しているが、現時点では火力重視で育っている。
兄からいろんなものを貰って育っているために、あまり、苦労した経験が無い。
好きな飲み物は青ポとRedBull。嫌いな飲み物はお酒。
スティ・カフィ
次女:紫鯖にて生活
微低下ネクロ/ワームバイト悪魔
冷静な目であわただしい兄と姉に対するツッコミ担当。
好きなもの:紅茶、ロールケーキ、噂話。
嫌いなもの:散らかった部屋、拾われてないアイテム
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三女、白鯖在住
現在サマナー、これからの進路は決めてない子。
アル・シェリさん、ゴンドウさんによって暖かくスルーされていましたが、虎坊さんによってバレました。
ペットは鷲戦士EXのレビくんとエルフ暗殺者EXのアルフレード

シュムレイ619
次男、紫鯖在住
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基本は右から現れる
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