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ネットゲームRedStoneのプレイ暦と実生活でのうどんそばラーメンの喰い歩き日記。画像は期待するべからず

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スーはこの前、ワムバがマスしたため、
現在はマスクエ中です。もとが結構なスキル装備のため
かなり凶悪です。
しかし、マスクエの対象のデビルカラーさんて
ワムバしてくるし、スタンあるし、やなやつと思いきや
フルチャをばかばんと落としてくれるので
良いやつに決定しました。


ただ、デビルカラー散らばり過ぎ
もっとかたまっとけw


さて、今回からの連載になります「帰り道の始まり」
一応1/3と3回終了の予定ですが、
現時点で2回の構成のみしかできていません。
大丈夫か?
うーん、たぶん、それなり

こういう始め方って、後半絶対gdgdよなと思いつつ


それではどうぞ





「帰り道の始まり」1/3


 牢獄の壁に看守の靴音が響き渡る。わざわざ響くように作られた看守は普通は囚人たちに恐怖をまき散らすものであるが、この囚人だけにはそれは通用しなかった。三人いる看守たちは一様に緊張した面持ちで、今から行く独房の男に脂汗を流していた。
 一番若い看守が、ごくりとのどを流す。その牢獄にあと十歩、九、八、数えている暇もなく鉄格子の前についてしまう。独房の前に看守たちは整列した。
「ハイン・グリュン。釈放だ!」
 年配の看守の声が響く。しかし、独房の男はそれにいびきで返した。
 年配の看守が若い看守に、あごで合図する。若い看守は喉を鳴らして、腰から警棒をとると、鉄格子をたたく。
「ハイン・グリュン。釈放だぞ!」
 ようやく、男がむくりと体を起こした。でかい体である。みっしりと体躯を覆う筋肉、無造作についたかのように思えるその体には、驚くほど多くの傷が刻まれている。
「釈放の日くらいゆっくり寝かせろ」
 ぼそりとその男はつぶやいた。起き上がるとその身長が2メートル近い。若い看守がじりじりと後ろに下がる。それを尻目に、男は大きなあくびを一つした。
 手にひもがつけられて、連れて行かれる間も、若い看守は生きた心地がしなかった。一度、同僚がこの男の機嫌を損ねるようなまねをしたときに、鉄格子の向こうから殴られて、反対側の壁に人形のように叩き付けられたのを見ている。同僚はその日で看守の職を辞めなければならなかった。
 詰め所までついた時、十人の同僚たちが全員、完全武装していたが、それでも止めるのは難しそうに思えた。
「ハイン・グリュン。偉大なる我らが王の名により、貴殿に恩赦を与え、ここに釈放する」
 看守長が直立不動の姿勢のまま、文書を読み上げた。囚人は首をまわして、ごりごりという不気味な音を響かせた。
「保管していた貴殿の所有物を確認してもらいたい」
 重そうな箱が男の前に運ばれて、鍵が開けられた。その横で事務方の男が書類をめくり、それを読み上げた。
「緑の鎧。緑の靴。緑の兜。僧服一着、ただし、袖無し。金槌一振り。フルチャージポーション3本、指輪が八つ、そして、フルチャージポーションの空き瓶一つ。以上で間違いないか? 確認したらここにサインして」
 彼は軽くうなづくと、サインをした。
「それと、君の希望で預かっていたお金で馬車を一台かってある。そして、これが君の金の残りだ」
 無造作に受け取ると大きくうなずいた。
 看守長が忌々しそうに鼻を鳴らして、男にこういった。
「最後にだ。ここを出たら、二度とここには戻ってくるな」
「神様次第だな。縁があったら戻ってくるさ」
「お前が戻ってきたら、隠居して、田舎でぶどう作っていた方がましだ。お前のために言ってるんじゃない。俺のために言ってるんだ。戻ってくるな」
「はは、嫌われたな」
 男は箱を軽々と持ち上げると、案内されるまま外に出て行った。光あふれる外に。


 その男は机の上におかれた最後の荷物を自分の鞄に詰め込んでいた。
 赤みがかったの長い髪に育ちの良さそうな端正な顔をしている。しかし、切れ長の目からは意志の強さを伺わせる。
「これでR&G商会も終わりだ」
 ぼそりとつぶやいた。
 最後に机の上に置いてあった小さな額に入った絵をしばらく見つめてから、それを丁寧に鞄の中にしまった。そして、ため息をついた。
 きしむ床を名残惜しそうに通り過ぎ、扉を開ける。熱く渇いた砂漠独得の空気が、部屋の中に入ってくる。
 きつい日差しの中をゆっくりと歩き出す。もう後ろは全く見ずに前だけを見つめて、露店でにぎわうアリアンの大通りを歩いていく。この熱い日差しであるが、彼はそのきちっとした身なりを少しも崩そうとはしない。砂漠の日差しが無いかのように平然としている。
 彼の名前はバド・レッドバック、R&G商会の代表だった。だったというのは、今日でR&G商会は解散したからであった。先行きが悪いとわかった時点で、他の人たちは別の所へと移っていった。残ってくれる人もいたが、バドは行き先を探して、自分以外誰もいなくなった。
 どこにも迷惑かけずに、解散させるのが、彼の仕事だったといっても良い。
「はぁい。バドぉ、どこ行くのぉ」
 そう声をかけてきた女性は昼だというのに酒の臭いを漂わせていた。
「パナパレ。また昼間から飲んでるのか?」
 彼女はスマグの魔法協会から派遣された魔術師でテレポーターをやっているのだが、見る限りではいつも酔っ払っている。一人送っては隠し持っている酒をちびりちびりとやっている。このアリアンにきたときは生真面目ないい子だったのに、と皆が言っている。今じゃ酒場の前から離れようともしない。
「もちろぉん。でぇ、どこ行くの? 送るよ」
「ははっ、酒場に行く途中だ。大丈夫だよ」
「え~。なら、私もいく」
「まだ仕事あるだろう」
「仕事なんておもしろくないもん」
「ほら、客が来たぞ」
 昔、古都に送ってもらうはずが、廃墟に送られたことを思い出して、くすりと笑った。似たような失敗をしたのだろうか。
 砂風酒場の扉を開けて中に入る。昼から酒と煙草の臭いが漂う薄暗い店内に入っていくと、中の客たちがこちらをちらりと見る。
 カウンターに彼が座る頃には、バーテン以外は彼に気を使うものなどいなかった。
「お疲れさん」
 頭のはげ上がったバーテンが何も注文する前からエールを出してきた。
「ありがとう。この次はあの酒をあけてくれるか?」
「あの酒は……、そうか、そうだったな。分かった」
 バーテンがごそごそと店の奥へと引っ込んだ。バドはゆっくりとグラスのエールに口を付ける。甘くスモーキーな泡が口の中にまとわりつく、ぷちぷちと細かくはぜるする泡が、舌の上を踊る。グラスから唇を離して、エールを味わいながら飲み込んだ。じわっと、アルコールに今日の疲れがほぐされて、肩から少し力が抜ける。
 口の中から、ため息が出るのと騒々しく扉が開くのは同時だった。
「きゃーう! 今日は朝まで飲んでいいよね!」
 女の声がする、パナパレだ。
「もちろんだ。久しぶりだしな」
 声に聞き覚えがある。肩越しに振り返る。扉から差し込む光で、男影しか見えない。しかし、その姿には見覚えがあった。
 その男の腕にパナパレがうれしそうに抱きついている。いつもより楽しそうだ。
 バド椅子から立ち上がった。
 相手もそこで気がついたようだ。ようやく、男の顔を見ることができた。緑の鎧に緑の僧服を羽織った巨躯の男を忘れようがなかった。むこうもこちらに気づき、大きく腕を広げる。
「バド! 元気だったか!」
 バドは大股に三歩歩いた。そして、大男に右拳を叩き込んだ。ぐらりと男の体がよろめく。だが、倒れるとこまで行かずにゆっくりと顔を上げる。
「このやろうっ」
 大男の拳がバドの体をカウンターまで吹き飛ばす。
 いきなり、始まった喧嘩に客たちは、グラスで机をたたき、食器を打ち鳴らし、足踏みをしてはやし立てた。バーテンは奥から慌てて、店に飛び出してきて、狼人へと姿を変えるバドを見ると、そばにいたウェイトレスに耳打ちした。
「客から見物料をとれ。一人100だ。それと、賭けも煽れ。俺は引き分けにかける」

「お前らの喧嘩も、お上品になったよな。前は店の半分がつぶれるまでやってたのに。お前たちが喧嘩するたびに客から100Gもらっていたら、今頃大金持ちだったのにな。惜しいことしたな」
 バーテンはカウンターの上で積み上げられた金貨の勘定をしながら二人に声をかけた。
「いきなり殴ってくるわ。狼になるわ。喧嘩が汚ぇんだ」
「破戒クサレ坊主に言われたくない」
 二人ともふてくされたようにカウンターに腰掛けていた。二人の間にはパナパレがおいしそうにエールを飲んでいる。その後ろではウェイター、ウェイトレスが壊れた机椅子食器などを片していた。
「ま、ま、バドもハインも久しぶりでしょ。乾杯しよ」
「何回目だよ」
 二人同時につぶやいてから、エールのジョッキをぶつけ合う。
「だいたい、お前がいきなりビガプで大将軍様をぶん殴るから悪いんだ」
「あれはあれで事情があったんだよ。お前こそ五年くらいちゃんと経営してろ」
 二人はゆっくりと、酒をあおった。
「これからどうするんだ」
 そうつぶやいたのは、バドだった。
「さあな。どうしようもねぇさ。お前は?」
「いく当てもない」
「なら、女だ。男二人顔つき会わせてどうしようもないときは女に頼るんだよ」
「なら、ビスルだ」
「分かってんじゃねぇか。なあ、パナパレ」
 彼女はドンっとからになったジョッキをおいて、ハインの言葉をきった。そして、タップリ一呼吸おいてから答えた。
「やだ」
「いや、簡単な話だろ?」
「やだやだやだやーだ! なんであたしが二人を女のとこに送んなきゃいけないの?」
「しかたねぇな。じゃ、馬車でぼちぼちと行くとするか」
 新しく注がれたエールに視線を落として、寂しそうに彼女はつぶやいた。
「行くの?」
「ここで腐る訳にはいかねぇさ。だがな、ここのぬるいエールはまた飲みたくなる味だ。それだけは間違いねぇ」
 彼女がその細い体をハインに預けるのを見て、バドは立ち上がった。
「荷物をまとめてくる」
 それだけ言って、ゆっくりと立ち上がった。財布を出そうとすると、バーテンが笑いながら言った。
「今日はおごりで良いや。餞別変わりだ」
 外に出るといつの間にか夜になっていた。夜風が酒にほてった体をちょうど良く冷まして行く。
「結構良い町だったな」
 バドはふらふらと歩き出した。

 翌朝、パナパレは目覚めたときに、横に誰もねていないことにすぐ気が付いた。しかし、それが当たり前のように、枕元の水差しから程よく冷えた水を飲んだ。
 水がのどを通ると同時に右目の目尻か涙がこぼれ落ちた。
 しかし、朝の強い日差しの中で涙が揮発していくにつれ、顔に微笑みが浮かんでいた。
「さー、いい人を見つけよう」
 そのころ、ハイン・グリュンの馬車はアリアンを出て南に動いていた。荷台には食料と水、わずかばかりの金、そして、バド・レッドバックがいる。幌つきの荷台ではバドがのんびりと本を読んでいる。ハインは御者台の上で照りつける日差しに汗を拭いながら、陽炎の向こう側見ていた。
「ゆうべはおたのしみでしたね」
「うるせぇっ!」
 二人は長い旅を始めたのだ。





 実際、パナパレさんがこんな頭の悪そうなしゃべり方をするかは不明です。
ゲーム内ではミスることのない彼女も実際は結構送り先を間違えることは多そうですよね。よってるからw
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パナパレさんがカワユス(*´Д`*)

たしかに。
いっつも酔ってる彼女は、ぜったい間違ってお客さんを違う街に送ったりしてますよねw
ドランカーになっちゃったのは恋愛遍歴のせいなのかも!?;

今回のお話はレモちゃんとは関係ないのか、それともこれから行き会うのか、色々想像しております(*^ー^)
破戒僧とやくざなWIZ氏というコンビの、ロードムービーふうの物語になりそうですねv
なんとなく映画の「ノッキン・オン・ヘヴンズドア」を思わせる雰囲気で、続きが楽しみです^^

アル・シェリ URL 2008/11/17(Monday)08:46:13 Edit
Re:パナパレさんがカワユス(*´Д`*)

>たしかに。
>いっつも酔ってる彼女は、ぜったい間違ってお客さんを違う街に送ったりしてますよねw

「ブルンおねがいします^^」
「あい。ヒック」
「Σちょ、ここダメル!」
 こんな感じでねw

>ドランカーになっちゃったのは恋愛遍歴のせいなのかも!?;

 この小説無いではそういう設定になっておりマス

>破戒僧とやくざなWIZ氏というコンビの、ロードムービーふうの物語になりそうですねv
>なんとなく映画の「ノッキン・オン・ヘヴンズドア」を思わせる雰囲気で、続きが楽しみです^^

「ノッキン・オン・ヘブンズドア」いいですね^^
あの洒落の効いた映像。くらすぎず、明るすぎず、
ラストの最後まで良い映画で
おっしゃるとおりロードムービー風をねらって書いておりますw

【2008/11/1811:16】
でかい!

ハインさんはBISさんですよね?
絵を描いているとたまに、各キャラの身長ってどれぐらいかなと考えるんですが
BISさんはやっぱり大きいですよね。
2メートルの巨大な坊主‥‥「リザおね」なんて間違っても言えないですね、怖くてw

最後少し寂しそうなバナパレさんが良かったです。
いつの時代も、男は女のもとから旅立っちゃうものですね…(´∀`)(←誰w

ゴンドウキンゴ URL 2008/11/17(Monday)10:42:01 Edit
Re:でかい!

>ハインさんはBISさんですよね?

むろん、殴りBISですw

>2メートルの巨大な坊主‥‥「リザおね」なんて間違っても言えないですね、怖くてw

言わなくても倒れていたらリザしてくれるはずです
女性なら

【2008/11/1811:21】
うんいいよね

いいよね
デビルカラーw
悪魔色ですしねw
デビルスカラーなんですけどねw

相変わらずの文才で羨ましいw
まぁ私の最大の欠点は
長いの嫌い
長くなると面倒くさくなるところなんですね
今回もまた楽しそうなお話で
続き楽しみにしてますw

兎夢猫 URL 2008/11/17(Monday)11:08:13 Edit
Re:うんいいよね

>いいよね
>デビルカラーw
>悪魔色ですしねw
>デビルスカラーなんですけどねw

うぉっとw
うろ覚えでした^^;
スカラー(学者)だったんだ
カラー(色)じゃなくて

>今回もまた楽しそうなお話で
>続き楽しみにしてますw

はい。ぼちぼちやっていきますです^^

【2008/11/1811:23】
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高火力、重装甲を目指しているが、現時点では火力重視で育っている。
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嫌いなもの:散らかった部屋、拾われてないアイテム
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