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ネットゲームRedStoneのプレイ暦と実生活でのうどんそばラーメンの喰い歩き日記。画像は期待するべからず

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先日、「Can you dig it? Sucka!」(解ったか? このタコ!)
と書きましたところ、
それ以来一件も変なサイトの案内はありません。


すごいね、ブッカーT


説明しますと、現在TNAという団体で活動されている
プロレスラーさんで、このお人、おばかキャラをさせたら
当代切ってのええ仕事をしはるひとで。
大好きなんですよw
愛すべきおばか最高w


それはさておき
自分でも自衛のためにパスは毎月
チョイチョコとかえております。

みなさまもどうかご一考を




RS小説「帰り道の途中:幸せの小道(仮)」2/4?


「まあ、じっくり考えりゃ分かる話が多いんだが」
 そういうとハインは紙を広げた。
「まず、嬢ちゃんの孤児院は貧しいながらも今までやってこれた。それがいきなりお手上げってのはおかしい」
 ハインはすばやくペンを動かして、白紙の上にアウグスタのおおざっぱな地図をかいた。
「孤児院がここ。俺が言うのもなんだが、場所が良すぎんだ。教団としたらここを売り払ったら金がどっさりと入る。しかし、孤児院を強引に退かすのは、あまりよくないし、この孤児院は先代の枢機卿が建てたもんだ。だが、この枢機卿の一族が没落しちまった。そこで今まで免除されていた。家賃や何やを請求されて、いきゆかなくなった。こういうことだ」
「じゃあ、その家賃さえ稼げば」
「年に八千万だ。かせげるか?」
 レモはその金額に驚いて黙ってしまった。
「そこで家賃を払わずに済む方法だ」
「どうするんですか?」
「簡単だ。郊外に孤児院を移せばいい。自分たちの土地を持てば家賃を払わずに済む」
「でも、土地を買うお金が」
 二人はにやりと笑った。
「奇特な紳士がいて、お金を出したくれそうなんだ」
「ああ、神様感謝します」
「ただ、まだ本決まりじゃなくてな」
 そこまで話したところで、酒場の扉をあらあらしく開けて、入ってきた一団があった。一目見て、普通の集団ではなかった。ごろつきの集まりと言った連中だった。
「いた。あいつらだ」
 一人がこちらを指して、わめいた。わらわらと人が動き、ハインたちを取り囲んだ。
「ここであったが……」
 首領らしい男が口を開いたが、ハインの大声で途中からかき消された。
「なんだ、きさまら!」
 ハインは胡散臭いものを見る目でまわりを取り囲んだ男たちを見た。
「貴様、この俺の顔を見忘れたとは」
「むさ苦しい男の顔なんか覚えるかぁっ!」
 首領は鼻の頭に青筋をたてて、ぷるぷると身体を震わせた。
「このヒープさまを……」
「とっととごめんなさいしないとスープしか飲めない身体にしてやるぞ!」
 ハインの大声と同時にバドが身体を屈めたかと思うと巨大な獣の身体をあらわした。
《結局、揉め事か》
 ぐるぐると唸る不機嫌そうな声が響いた。
「めーっ!」
 不穏な空気をさくようにレモが叫んだ。
「こんなとこで喧嘩なんてダメです」
「お嬢ちゃん、もう喧嘩じゃねぇんだ。このヒー……」
「御用だ! よーしみんな動くな!」
 扉が荒々しく開かれて、市警兵がなだれ込んできた。立派な鎧をつけた男は鼻息も荒く叫んだ。
「人身売買の疑いで、逮捕する! 刃向かうな!」
《なーんかややこしいのがきたなぁ》
「ま、あいつらのことだろ?」
《でも、リュウインズのダンナ、こっちも指差してるぞ》
「ならやることは一つだ」
 ハインは今まで食事をしていたテーブルをつかむと力まかせに持ち上げた。それをあわてふためく盗賊一味に投げ付けた。バドはとなりのテーブルを倒して、こっちに向かってくる市警の一団に向けて蹴飛ばした。
「あああ! ダメですよ!」
 レモの抗議の声も叫び声やら、食器の割れる音やらに掻き消されてしまった。二人はそそくさと背後の厨房のなかに入った。彼女は急いで後を追った。厨房を二人はずかずか入って行く、一番太って一番ふんぞりかえっている料理人が金切り声をあげながら二人に詰め寄ってきた。にこやかな笑顔を浮かべて、ハインは有無を言わせぬ勢いで握手をして、肩を叩いた。
「すばらしい料理だったよ。シェフ。あんたの魚料理は最高だ」
《今度のミラベルガイドの三ツ星に推しておくよ》
「まあ、俺たちの推薦があればまちがいない」
《後、勝手口を借りますね》
 そう言って二人は勝手口へ足早に急いだ。レモは驚いて、後からついていこうとした時、後から肩を掴まれた。
「被害者の少女、確保ー!」
 市警兵の一人が大声で叫んだ。レモは状況がわからず目をパチクリさせた。勝手口を見ると、バドがにこやかに手を振って、扉の向こうに消えた。なんのことかわからない間に肩を抱かれるようにして、店のほうに押し戻された。市警兵のみなが「よかった」とか「無事だ」とか口々に叫んでいる。捕縛された盗賊たちが、「人身売買なんて知らねぇ」とこちらも叫んでいる。
(なんだか大きな事件になってるな)
 ふわっと毛布が彼女を包んだ。偉そうなヒゲをたくわえた市警兵が彼女にこう言った。
「もう大丈夫だ。恐かっただろう? お姉さんにも連絡したから、ずいぶん心配していたよ」
(わあ、大変だぁ)
 レモはそこでようやくすべての事情が飲み込めた。

 人気のない路地の地下水路の蓋がごとりと開き、犬の耳がその隙間からにゅっと出て、ぴこぴこと動く。耳が引っ込んだあと、蓋は大きく開いて、ウルフマンがするりとはい出て来た。彼がまわりの様子をうかがい、誰もいないことを確認すると、尻尾を上下に二回、大きく振った。すると大きな男が音もさせずにするりと出てきた。
「相変わらず、ダンナは裏口があまいな」
 大きな男はそう言った。
《でも、今日はふたりいたから少しはマシじゃないかな》
「前は誰もいなかったもんな」
《わざとやっているって思ってたよ》
 そこまで、言うとぐぐっと身を屈めたあと、いつもの魔術士の姿に戻っていた。
「ダンナも変わってなけりゃ。ジャックのマヌケも変わってねぇ。地下水路に脱出口をまた作ってやがる」
「入るのはそこからとしても、鍵開けできる奴がいないと。ちょっとあの鍵を破るのは骨だね」
「とりあえず宿に戻ろう。ダンナが気付いてなくりゃいいが」
 二人は夕闇の中をゆったりと歩き出した。古都も夜半を過ぎれば、人通りもほとんど絶える。二人の足音が町並みにとけていく。真っ暗の中をまるで自分の家のように歩く。橋を渡って、角をいくつも曲がり、町外れの近くにある宿屋に二人は戻って来た。だが、母屋には行かずに、そのまま、馬小屋に向かった。馬車も馬もそのままで、辺りに人が潜んでいる様子はない。
「ダンナはマヌケのまんまだ」
 ハインがそう言って馬車に乗りこもうとした。急に動きが止まった。
「どうした?」
「寝てる」
「ノライヌ?」
「もっと厄介なもんだ」
 荷台では市警隊の紋章が縫い付けられた毛布にくるまって、穏やかな寝息を立てているレモがいた。
「よくここがわかったよな」
 バドは感心したような声でそう言った。


……続く
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期待どおりの大暴れ(*´Д`*)

テンポがよくてあっという間に読めてしまいました^^
厨房が出てくるからでしょうか、今回の大騒ぎの光景は映画「ニキータ(旧作)」の、ヒロインの『初ミッション』を思い出してしまいました^^
リュウインズのとっつぁんまで出てくるとは~!w
前回お風呂屋さんで「ひとさらいだ」と思われて、こっそり通報されていたのですね
。゚(゚ノ∀`゚)゚。

次回は孤児院再開に向けて、いよいよ作戦が動き出しそうですね!
続きを楽しみにさせていただいてますv

アル・シェリ URL 2009/01/18(Sunday)19:19:30 Edit
Re:期待どおりの大暴れ(*´Д`*)

リュウインズのとっつぁんは銭形のとっつぁんより間が抜けております。クルーゾー警部並みに。
そして、通報はお風呂屋さんの従業員たちによるもので正解です。リュウインズのとっつぁんからすれば
「ま た お ま え ら か」

【2009/01/2103:48】
あ、パス変えなきゃ∑(゚Д゚;)

ほんと、今回は男っぽい大暴れが爽快でした!
二人の行くところトラブルが絶えないけれど、それは
言うときは言う&やる時はやる性格の証明なんだなぁと思います。そういう人好きだなぁ。
ハインさんの怒鳴りっぷりがかっこよかったです(*´д`*)

レモちゃんの孤児院がこの先どうなるのか楽しみです。
彼らなら絶対なんとかしてくれそうで、期待しています♪

ゴンドウキンゴ URL 2009/01/19(Monday)09:33:56 Edit
Re:あ、パス変えなきゃ∑(゚Д゚;)

そう、定期的なパスの変更はセキュリティの基本です

やはり、何かと大暴れしないと彼らじゃないです。孤児院救済計画ですが、本当に救済できるかどうかはまた別かもしれませんw

【2009/01/2103:51】
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