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ネットゲームRedStoneのプレイ暦と実生活でのうどんそばラーメンの喰い歩き日記。画像は期待するべからず

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えー、梅雨入りもしまして
曇り空の日が続きそうでございますが、
皆様いかがおすごしでしょうか?

どうもグレゴリオです。

そういう書き出しで行こうと思いましたが
気がつけば梅雨が明けそうな季節でございますな。
この季節にから、夏にかけて
関西では鱧が旬ですね。

先日も店で使うんで魚屋に鱧を注文して
開いたヤツを持ってきてもらいました。
鱧の骨きりして、湯にほり込みますと
くるくるっと丸まって白い花が咲いたようになる
それを梅肉か芥子酢味噌でいただく
食べたところを冷えた日本酒などをきゅっとやると
なかなかいいものでございます。

まあ、この鱧ですがね。
歯が大変鋭い
私も一度噛まれたことがございます。
とは、言っても泳いでいる奴にがぶっといかれたわけでなく
水槽から出して、しめて、表面のぬめり取って、開いて、
とんと切り落とした頭をひょいと取ろうとしたら
かぷっと噛まれまいた。

蛇でも何でも長いものは生命力が強い
まさかあの状態でかみつかれるとは思いませんでした。
指はざっくりと裂けました。

鱧にしたら自分の仇を取ったというところでしょうか
復讐されたわけでございます。
ということで、今回敵討ちの話でございます。


RS小説「復讐の終わり」


 アルフレードはダークエルフの少年である。
 母親は彼を生んだあとに流行病で死んでしまった。
 物心ついたときには父しかいなかったが別にそれを
悲しいとか思うことは無かった。
 だが、父の死は彼の心に深く傷跡となって刻まれた。
 彼は忘れたことはなかった。父の最後の言葉を。
 彼は忘れたことはなかった。あのメテオの轟音を。
 彼は忘れたことはなかった。あの魔術師の顔を。
 あのとき助けてくれたロマの少女に付き従いながら、
いつも、いつも、探していた。アリアンで、シュトラで、
アウグスタで、リンケンで、ハノブで、ブリッジヘッドで、
砂漠にいるときもダンジョンの奥深くにいるときも、
魔術師という魔術師の顔を見て回った。
 あれから二年の月日が過ぎて、ロマのメルリィと
一緒に冒険したり、彼女の兄妹たちと一緒に暮らして
いつしか緩やかな日常の中に復讐を忘れてしまい
そうになる自分がいることに気がついた。
 そのことに気がつく度に、自分の内臓を焦がすほどの
羞恥と憤怒の炎を沸き立たせていた。

 そして、仇が見つかった。

 相手はブンネンシュティグの国会近くに住んでおり、
冒険からは引退して、小さな家で妻と子どもと暮らしていた。
 それを知ったとき、アルフレードは表情を変えなかった。
 しかし、その胸中には激しい怒りが竜巻ののように
渦巻いていた。
(慎ましい家庭だと! すべてを奪っておいて、冒険は
やめましただと! 認めるものか!)
 彼はその日から復讐の計画を練り始めた。
 まず仇の家を確認した。役人達が多く住んでいる通りの
中にある間口の狭い一軒家で猫の額ほどの庭がある。
 庭は狭いながらもきれいに手入れされていた。
 アルフレードにとってはそれらすべてが腹立たしいこと
であった。
 しずかに誰にも気取られぬように庭に忍び込みツツジの
茂みの陰に隠れた。
 今日、仇を取るつもりはなく、家の様子をしっかりと探れ
ればいいそう考えていた。
 と、そのとき、玄関が開いて、あの男が出てきた。
 それだけで、アルフレードは隠し持っている剣を引き抜
きそうになった。今まで、夢にまで見た男の姿である。
 夢の中で何度も何度も見た男である。
 その男が今日はシャツにオーバーオールの作業着とい
う格好でスコップとはさみを持って、鼻歌を歌いながら
通りに面した薔薇の植え込みの剪定を始めた。
 あの様子なら、メテオもすぐに打てるはずもない。
 アルフレードは音を立てないように剣を抜いた。
 そして、猫科の猛獣のようなしなやかさで腰を上げた
ときに、家の玄関から足音が聞こえた。
 そして、勢いよく扉を開けて、飛び出してきたのは、
小さな女の子だった。
 可愛い白いエプロンに、洗い立ての清潔な服、両手で
小さな籠を掲げるように持っている。
「とーさん、ここにお花ーっ」
 あらん限りの大声で叫びながら、父親に走っていく。
憎き仇がふっと振り返った。
 アルフレードはその顔を見た瞬間に声を上げそうに
なった。
 夢にまで見た残忍な男の顔ではなかった。
 自分をかばった父を笑って殺した男の顔ではなかった。
 弓を教えてくれた剣を教えてくれた父の顔に似ていた。
(だまされるなっ。だまされるなっ! 仇だ!)
 アルフレードはぐらぐらと混乱した頭の中で叫んでいた。
「とーさん、ありがとー」
 女の子の声が響いた。
 籠いっぱいの薔薇の花をもって上機嫌で家の中に走っ
ていく。顔いっぱいの笑顔を浮かべて。
 その笑顔は泥だらけの顔を鏡で映して、父と笑いあった
自分の顔そのものだった。
 結局、アルフレードは仇が家にはいるまで茂みから
一歩も動けなかった。
 仇が家の中に消えた瞬間に、彼は走り出した。
 人々が驚いた顔で彼を見たが、その視線すら感じられ
なかった。そう遠い距離でもないのに三回転び、五回も
人にぶつかった。
 メルリィたちと住んでいる家に駆け戻ったときには、
服もあちこちが破けている上に、泥だらけだった。
 だけどの彼女は服よりも、涙でもっとひどいことになっ
ている アルフレードの顔を見て、何も言わずに抱き寄
せてくれた。
 そして、やさしく髪を撫でてくれた。
 アルフレードは泣きながら、メルリィになにか必死に
訴えた様な気がする。だけど、何を言っていたかさえも
自分自身の泣き声にかき消されて覚えてはいなかった。

 翌朝、起きたときに今まで心をふさいでいたモノが
無くなっていたことを感じた。
「お姉ちゃん」
 朝のあわただしい支度の中でアルフレードはメルリィに
話しかけた。
「復讐、出来なかった。でも、終わったよ」
 彼女の両手に抱きしめられて、彼女の柔らかな体臭に
包まれてアルフレードは本当に復讐が終わったと思った。
 メルリィが時々鼻をすする音が聞こえる。
「お姉ちゃん、大丈夫だよ。もう、終わったから」
 そういって、彼は微笑んだ。








 えーと、はい。この話の続きです。
 この間のことをまるっとぬいといてなんじゃそらぁって
ご意見もあるでしょうがそんなものはいいじゃねぇかと
グレは思うわけですよ。
 まあ、読んだ皆様は「えー、お父さん殺され損じゃん」
とか思うかもしれませんが、アルフレードくんにとっては
これが最高の帰着点かなと。
 まあ、グレゴリオファミリーという家族があるわけです
からね。
 たぶん、なんかの折に思い出しては「これでよかった
のかなと」なるのは仕方ないですけどね。

 実はこれの前段階のお話で
アメジ「派手な攻撃魔法取るよー」
アルフレード「えっ! アメジ兄ちゃんがメテオを・・・」

と、アルフレードくんがもんもんとする話も書こうかなと
思ったりしましたけどねー
 ちなみに落ちは

アメジ「お披露目するよー」
 しゅぱこんしゅぱこん(ウォーターキャノン)
メルリィ「そばかす犬の派手ってこの程度なのよねぇ
     それに、アルフレードのやな事ってのもちゃあんと
     理解してくれてるよ」

でした。


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(´ノд;)゛ うんうん・・・

アルフレード君の心に、ひとつの決着がついたのですね(´ノд;)゜。
よかった><。

(タイトルを拝見した時、ミルさんの復讐が終わる!?と早とちりしたバカでした(;´¬`)、)

アル・シェリ 2012/07/05(Thursday)17:59:36 Edit
Re:(´ノд;)゛ うんうん・・・

決着がついて解放されたのか、
やんちゃっぷりが+20位されて
グレやアメジ君にいたずらする回数が増えました。

ミルさんの復讐は当分終わりませんw

【2012/07/1202:17】
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