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ネットゲームRedStoneのプレイ暦と実生活でのうどんそばラーメンの喰い歩き日記。画像は期待するべからず

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前々から言ってましたが、ちょっと仕事場が代わりまして
なかなかハードかつマッシブかつグルメな職場でして
おなか周りの肉がとれそうな仕事場です。

いや~、楽しいっ
したかった仕事ってこれだよって感じです
しんどいけれども、仕事しているって気分になれます

ということで、小説は書き続けますが、
原則日曜更新の不定期更新となります。

理由:時間がちょっとね


それはさておき
今回のパスワード変更について一言


「そいつはねぇだろ」


被害者救済をしてあげないとだめなんじゃないかな。
これと平行してやっているというなら、良いんですが^^;


個人的に垢ハック食らったのかと本当にびびりましたですよ

RS小説「帰り道の途中:女の砦」3/4


「ハインさんに婚約者がいたんだ」
 レモは驚いたような口調でそう言った。
「なあ、これを見て、あれが婚約者だとか言えるか?」
 そう言ったハインは首に大きな枷が嵌められていた。それだけではなく、狭い鉄の檻に入れられていた。
《そりゃ、結婚式をすっぽかせばねー》
 ウルフマンのままのバドがのんびりとそういった。檻の前に座って、焼いた栗をむいては、自分とハインの口の中に交互に放り込んでいた。
「ええっ! それはダメですよ!」
 はぜた栗のようにぴょこんと飛び上がりなからレモが驚いた。
「待て待て待て待て! 事情知ってんだろ!」
《うん、知ってるけど。こう言ったほうが面白いからさ》
「バド、お前なぁ。だいたいなんでお前変身解かねぇんだよ!」
《だって、このほうが姉さん受けがいいから》
 そういうと、むいた栗をハインの口の中に放り込んだ。ハインはそれをかみ砕いていたが、まるでドングリをかんでいるような顔をしていた。
「せっかくのアウグの栗だってのによぉ。味が五割減だ」
 レモがふらりと立ち上がって、ハインの前に立った。
「なんで……、結婚式行かなかったんですか?」
「いろいろあったんだよ」
 ハインはめんどくさそうに言った。
「いろいろって納得できません!」
「うるせぇっ!」
 さらに問い詰めようとしたレモを後ろから、バドがひょいと抱き上げて、膝の上に座らせた。
《そのうち、話す時が来るよ。あのことを話すだけ僕らはまだ知り合ってはいないんだ。だから、今は事情があったことだけわかってよ》
 そう言いながら、あごを彼女の頭に乗せた。
「むー……」
 完全に納得したような顔ではなかったが、バドの言葉で黙りこくった。そして、ふわふわの特等席に身を預けながら、どんなことがあったんだろうと、考え始めた。
 数人の足音が響き、檻の前にフレミアがやってきた。その瞬間に、レモはバドの毛が、少し逆立ったのを感じた。ハインはゆっくりと目をそらした。
 フレミアは至って上機嫌と言った感じで、檻の中のハインを見た。そして、その前に立つとぽんぽんと手を叩いてから言った。
「はーいはい、良いお知らせと悪いお知らせがあるのどっちから聞きたい?」
「良い方だ……」
 ハインはなるべくフレミアを見ないようにしながらそういった。
「良い方ね。あなたたちの疑いが晴れました。ズコロフはアウグスタの衛兵に捕まりました。そして、あなたの馬車はこっちに向かってまーす」
「そりゃ、うれしいねぇ。なら、さっさとここから出してくれ」 
 フレミアはさらにうれしそうな顔をして、言葉を続けた。
「ここからが悪い知らせなのよ。ごめんなさいねぇ。檻の鍵が見つからないのよ」
 そう言って、にこやかに笑うと、くるりと背を向けた。彼女の腰に吊ってある鍵束がジャラリと音を立てた。
「まちやがれ! あるだろうが!」
 ハインがほえた。その顔をフレミアが肩越しに見ると、さもうれしそうにまた彼の前に戻ってきた。
「やっと……真すっぐ見てくれた」
 ハインはぐっぐっと低くうなり声を上げたが、それ以上は何もしなかった。
「んふふふっ、あなたに頼みたいことがあるの」
「どうせ、やっかいごとだろ?」
「やっかいごと以外にできることあるの?」
 そのやりとりを聞いてレモは噴き出した。ハインにジロリと睨まれるとごまかすように視線をはずした。
「で、なんだ」
「マフィアを一つ、潰して」
 ハインは眉をひそめた。
「ブリッジヘッドのボナンザ・ファミリーがね。あたしたちを潰そうとしてるみたいなの。だから、先に潰したいの」
「あのなあ、トマト一つ買ってくるのと訳が違うんだ」
「一番、でかいの潰したら、後は小物が食い合うし、あたしたちに手を出して来なくなるでしょ」
「そいつはそうだが、そうなんだが」
《姉さん、無茶だ》
それまで黙っていたバドが口を挟んだ。
《リチェやトトがいたなら今これからでも行くよ。でも、レモに危険なことはさせられない。この話は無茶だ》
 そういうと、膝の上のレモを優しく抱きしめた。
「かわいいバカイヌちゃん、言うようになったわね。なら、レモちゃんがここにいればいいじゃない」
《人質かい? 姉さん》
「あんたがそう思うならね」
 そういうとにっこりと笑った。レモはその笑顔が少し怖いと思った。
「しかし、この状況からして、選択肢があるとはおもえんな」
 ハインはしずかにため息をついた。
「とにかく、ここから出してくれ。ビガプールの牢屋だってここよりはましだ」
「契約成立ね」
 そういうと、腰の鍵束を手にした。鼻歌を歌いながら鍵を開けて、ハインを外に出す。首かせを外すとようやく、大男は解放された。大きくのびをしてから、あくびを一つした。
「とりあえず、屋根があって、壁があって寝られるとこに案内してくれ」



続く







日付を操作して久々の日曜小説と言い張ってみるテスト

豚インフルも神戸阪神地区では終息してきまして、
人通りもいつものようになって参りました。
マスクしていた人々ももう電車の中でも
マスク姿はまれになりました。
よかったよかった


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続編 ☆-(ノ・д・)人(・д・ )ノ  イエーイ! 

さすがの無頼コンビもうかつに逆らえない、フレミアお姉さまがこわいです(;゜ー゜)
結婚式すっぽかしたのか~><
色々な事情があったのでしょうけど、それはいかにもまずいですねw

「ウケがいいから」という理由で犬になったまま、栗を剥いて食べているバドさんの姿を想像して一人で萌え狂っております(*´Д`*)
わんこになると言動がカワユス><。

次なる厄介ごとはまさしく用心棒的なお仕事ですね。大暴れしそうな次回にも期待してます^^

お仕事は大変そうですけれど、充実しているご様子で何よりです!
RS内でお会いして、今回の騒動でグレさんファミリーがご無事だと早めに知れてよかったです;
ほかの方も、元通りにINできるといいのですが・・・(´ノд;)

ニナ 2009/06/02(Tuesday)13:31:07 Edit
Re:続編 ☆-(ノ・д・)人(・д・ )ノ  イエーイ! 

フレミアさんはすてきに怖いお姉さんですよw

ええ、アウグスタの名物は勝手に栗と認定w
丹波栗並にでかくて甘い栗が採れると思います。
アウグ北には藪森もありますしw

【2009/06/0506:35】
姉さん(〃´д` 〃)

「やっとまっすぐ見てくれた」の一言に、ハインさんじゃないのにドキッとしました。
色っぽいなぁ、ますます二人の間にあった過去のことを
色々想像してしまいます(〃´д` 〃)
それにしても結婚式をすっぽかされたとは‥‥。
フレミアさんのお怒りのほどが想像できましたw((((゚ε゚||))))

犬状態のバドさんのセリフのカッコが他の人と違うところにも感動しました!
犬の口で話すとどんな音声になるのかは
わからないけれど、イメージしやすかったです。

ゴンドウキンゴ 2009/06/02(Tuesday)18:59:18 Edit
Re:姉さん(〃´д` 〃)

ええ、その台詞が今回の肝だったりします。
すっぽかされたのも、たぶん後から事情を聞いているフレミアさん
でも許さないよフレミアさん

ウルフマンって普段のよりは幾分声が低く
うなり声のような声でしゃべるイメージです。
勝手なイメージですけどね^^

【2009/06/0506:39】
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